バンコクの朝。
朝早くから路傍に屋台が並ぶ光景。これを見るとタイに来たな…と感じます。こういうホテル近くの屋台でさっくり朝ごはんをいただいても良いのですが、今回は久しぶりにきっちり計画を立てまして、観たいところ、行きたいお店、買いたいものなどなどリストアップ済み。どんなに屋台に心惹かれようとも初日ぐらいは初志貫徹!と意気揚々、地下鉄に乗り込みます。
バンコクでも通勤ラッシュにあたる時間があり、その時間帯はかなり混んでいるはず…と覚悟していたのですが、MRTのスティサン駅から乗車して車内に人が多いな…と感じたのはほんの数駅ほど。シーロム駅を過ぎてしまえばこの通り。もう車内に人はまばらです。BTSもMRTも拡張しているとはいえ、まだまだ電車で移動できる範囲は限られているから当然か。
「カノムジーン・ハイラム・ゴールーン」は麺も良いけど肉が最高!
MRTサムヨット駅にやってきました。この日朝イチで目指したのは、海南スタイルの麺料理がいただけるという「カノムジーン・ハイラム・ゴールーン」なるお店です。
駅からお店まではおよそ1キロ。朝で気温が高くないこともあり、街並みを眺めつつ歩いて向かうことにしました。途中には「トロックモー朝市」があったり、「 ワット スタット テープワラーラーム 」という大きなお寺もあるので、寄り道しながら向かうのもよさそうです。
10分ちょっと歩いたところで目的のお店に到着しました!
中に入ってからの注文でも良いのかもしれませんが、私はここでお店のお兄さんに注文しちゃいました。しかも写真をとっても良い?と聞いたらどうぞどうぞとこの笑顔。ありがとうございます!
麺の種類は一種類ですが、クリアスープで食べるタイプと餡掛けタイプがあって、ちょっと迷います。
ただお肉は絶対豚肉をカリッカリに揚げた หมูกรอบ を食べたい!と決めていたので、店員さんにそのクリスピーポークが美味しく食べられるのはどちらかを質問しまして、餡掛けタイプをオーダーすることにしました。
席に着くとまず注文したお水が運ばれてきました。一緒にやってきたこのカラフルストローが何気ないのにかわいい。
キッチンはこの通り。完全オープンです。作る工程を見るのが好きな人間にとってはとても魅力的。こちらのお店、席数はそう多くないのですが、持ち帰りの注文がかなり多く、お姉さんはずーっと何やら作りっぱなしです。
まな板の上に魅惑のお肉が見える!あれはきっと私のに違いない!
待つこと何分か…忘れてしまいましたが、お待ちかねの麺が運ばれてきました。写真を見ただけでわかるこの豚肉揚げのカリカリ感!そしてなんと、この餡掛けタイプには柔らかく煮込まれた大根が入っています。これは面白い。
麺は日本のうどんのようですが、コシはあまりなく、昔給食で出たソフト麺を思い出すような食感です。餡も見た目ほど味が濃くなく、途中でテーブル上に置かれたこちらの旨辛調味料で味をプラスしました。
このタレ、美味です。
タイの麺料理はポーションが少なめなので、汁麺も食べようかと一瞬迷いましたが、この後に食後のデザートが控えていたため我慢しました。汁麺はまた次の機会に。
「ゴーパニット」のマンゴーが美味しすぎました。
続いてやってきたのはタイ料理の師匠であるMay先生から教えていただいた美味しいマンゴーが手に入るお店、「ゴーパニット」です。
こちらのお店にはマンゴーを食べるためではなく、「オックロン種」という日本には入ってきていない、美味しいマンゴーを手に入れたくてやってきました。
お店のマダムに聞いたところ、下の写真の奥の台にオックロンは並んでいるとのこと。
それを食べたい!と言ってみたのですが、生憎この場で皮を剥いて提供できるマンゴーはナムドクマイのみ、しかも「カオニャオマムアン」としてだけ、とのこと。
そういうことならと素直にこのカオニャオマムアンをオーダーし、オックロンは1つだけ買って、ホテルの部屋で食べることにしました。
ここのマンゴー熟したものの選び方が完璧です。完熟も完熟、「今食べずしていつ食べる!」っていう一番良いタイミングのマンゴーを出してくれているのが一口食べるとよーくわかります。さらに、このカオニャオ(もち米)の炊き加減が最高。めちゃくちゃ美味しい!これは食べてよかった。日本に帰ったらもち米の炊き方も極めよう…などと考えつつ、あっという間に完食しました。
行き交う人や車を眺めてのデザートタイム。至福。