13時22分ピッサヌローク発、7番列車でチェンマイへ。
お昼ご飯を食べ終え、ピッサヌローク駅にやってきました。遅れることが多いタイの列車ではありますが、余裕をもって30分前に到着。
ホームに足を踏み入れるも、1番線、2番線の両方にまもなく列車が入ってくる模様。どっちに行ったもんかな~と思っていると、それを駅員さんが察してくれて、私のチケットを見たうえで、乗車口になるだろうと思われるところまで案内してくれました。本当にタイ人優しい。
しばらく待っていると、定刻よりやや遅れて電車がやってきました。お時間がある方はその模様を動画でご覧ください。
ピッサヌロークからチェンマイまでは2等車が取れたので、昨日とはまた違った電車の旅が楽しめるはず。
それにしても乗り込むのが一苦労のこの高さよ。もれなく駅員さんがスーツケースを乗せるのを手伝ってくれます。
2等車はこの通り、冷房完備、椅子はリクライニングできて、しかも前にはテーブル付き。3等車とは全然違う。で、この椅子の広さと角度が非常によくって、なんなら飛行機の座席よりも快適です。
でも個人的には、売り子さんが絶え間なく行き来して、駅に着くたびに人が入れ替わる3等車、あれはあれで楽しかったなー。ただ、3等車で6時間、特にピッサヌロークからチェンマイのあの山道を一気に移動はちょっと辛そうなので、もっとゆっくり旅ができるなら、
- アユタヤ
- ナコーンサワン
- ピッサヌローク
- ランパーン
- チェンマイ
こんな感じで途中下車しながら、ゆっくり北上したいものです。
ピッサヌロークを出ておよそ6時間後、4年ぶりのチェンマイに無事到着しました。とはいえこのチェンマイ駅は初めましての場所。見慣れないため、「チェンマイに来た!」という実感はこの時点ではまだありません。タクシーに乗ってターペー通りに入ったあたりでようやく「チェンマイに来たんだなぁ」としみじみ感じたんでした。
チェンマイ初ごはんは雲南料理のお店「ミットマイ」で!
さて、タクシーをつかまえて向かうは晩ごはんを食べよう!とあらかじめ決めていたお店、雲南料理店の「ミットマイ」です。グーグルマップ上では9時閉店とあったので、注文してから食べるまでを考えると時間的にはギリギリ。
8時をちょっと回ったぐらいに無事お店に入ることができました!しかも空いてる。良かった!さらに実際にお店に来てみたらなんと、閉店時間は22時とのこと。ここでだいぶ気持ちが楽になりました。食べたいものがいっぱいあるので。
メニューを隅々まで見ましたが、私がこれまで馴染んできた中華料理とも、中華系タイ料理とも違うお料理がずらりと並びます。葉物を中心に野菜をたっぷり食べられるおかずもたくさん。
私は大根の千切りにスライス肉を乗せたものと、青菜が入ったスープ、揚げパン、そして何かもう一品…とあらかじめ食べたいものを決めていたので、注文は迷いなし!さくっと済ませることができました。
あ、間違えた。大根の千切りにスライス肉じゃなくて、キノコが載ってるベジタリアンバージョンを注文しちゃったよ。キノコ好きだしまあいいか。
この干し肉をスライスして蒸したお料理は中に刻んだお漬物がたっぷり入っています。
かなり味が濃いので、パクパク食べるおかずではないようですが、これあっさりした麺料理に乗せたり、卵焼きに合わせたり、白ご飯にのせて食べても絶対美味しいはずです。
揚げパンは風味がペリカンのパンそっくり!これまたとっても美味しいです。
スープはとても穏やかな味。沁みるー。
そして、半分ほど食べたところで、このお料理の食べ方の正解が知りたくなり、お店のお姉さんに質問してみました。そうしたらなんと、テーブルで実演してくれたのです。最初に聞けば良かった。
特徴はこのお姉さんが手に持っている「雲南醤油」なる調味料。タイ語で「シーユーダムケム」というそうです。直訳すると「黒塩醤油」。雲南料理を作る際にはよく使うんだとか。
この質問をきっかけに、お姉さんといろいろお話できて、思いがけず楽しい時間を過ごすことができました。お料理も美味しかったし、夕飯を食べる場所にここを選んで良かった!
帰り際には知り合いの農家さんが作っているというチェンマイのファーン地区産のオレンジをすすめられ、1キロじゃ多いので3個だけお買い上げ。こうしてお腹も心も満たされた、チェンマイ初日の夜でした。