絶対また行きたい!美味しいものがいっぱいのナーンルーン市場。【4日目①】

旅の途中のお洗濯、にやってきた。

4日目にしてお洗濯にやってきました。10日間の滞在にもかかわらず、荷物を7キロに抑えられているのは旅の途中のお洗濯前提で、洋服の数を限っているから。今回荷物として持ってきたのはトップス4枚、ボトム2枚、下着の類が4セット。ということで、朝イチでコインランドリーにやってきました!

まずはお金を10バーツ硬貨に崩して。次に洗剤を購入…と思ったら売り切れ!!

そんなぁ…と嘆いていても仕方がない。来た道を少しばかり引き返し、セブンイレブンへ。

1回分ずつになった旅人向けパック、発見。本当だったらコインランドリで1袋5バーツで済んだものを、トホホ。ちなみにこちら、4袋入って20バーツ。

何キロ洗濯するか(洗濯機の大きさ)、使うのは水かお湯かによってお値段が異なります。私は一番小さい右の洗濯機を使い、冷たい水を選択して料金は40バーツでした。

乾燥機は量にかかわらず、お値段一律40バーツです。手前は夜間は割引になるよ~のお知らせ。

今回、旅の途中のお洗濯は1回かな~と思っていましたが、1日の途中で汗を流しにホテルに戻り、着替えて再出発、なんてこともあって、実は後日もう1度利用しました。こちらのコインランドリーはオーナーさんがとてもきれい好きで、7時になるとやってきて、床のお掃除、テーブルや椅子などの拭き上げ、洗濯機のメンテと隅々まで整えている様子。私は偶然そこに2度遭遇しました。たまたまここの近くのホテルに宿泊していない限りは使うこともないかと思いますが、良いコインランドリーなので場所をお知らせしておきますね。

コアなタイ料理好きにはぜひ行ってほしい「ナーンルーン市場」

お洗濯を終えて、この日朝からバイクタクシーをつかまえてやってきたのは「ナーンルーン市場」。他の市場同様、生鮮食品も扱ってはいますが、この市場は作って売っているお料理がとにかく美味しいのです。胃袋の容量の関係で食べることができたものは限られていますが、食べたもののどれもがおいしかったので、コアなタイ料理好きの方がバンコクを訪れる機会があったらぜひ行ってほしい市場です。

カノムブアンユアン ヤーチャン(ขนมเบื้องญวน ย่าแช่ม)

ベトナムのバインセオに由来するタイ料理「カノムブアンユアン」。ですが、タイ人の好みに合わせてチューニングされていて、バインセオとは異なる美味しさを持つお料理になっています。

「カノムブアンユアン ヤーチャン(ขนมเบื้องญวน ย่าแช่ม)」はこちらの女性が一人で切り盛りされている様子。私が行った時はお料理を提供し終わっているお客さんがひと組のみだったため、お料理を作るところからじっくりと見せていただきました。これは生地がカリカリになるようフライパンを傾け、油がまんべんなく行き渡るようにしながら焼いている様子。

こちらが具。これをすべて焼いた生地の上に置いていきます。

この炭火っていうのも美味しさのポイントなんだよね、絶対に。

最後の具、パクチーをのせて生地を折りたたんだら完成です!

写真で見ても生地がカリッカリなの、わかりますか?

そしてもう一つのおいしさの秘密がこちらの アーチャード(อาจาด)。刻んだキュウリ、ホムデン、生姜、唐辛子を入れた器に

この左下に見えるたれを注いだだけ。なんですが、これがとても美味しい!ちなみに、その器に唐辛子を入れる際、「どれぐらいいれる?」と聞かれました。タイ人ではない私には、通常の量は厳しいってわかってらっしゃる(笑)。ジェスチャーで「少しにして!」と伝えたところ、小さじ半分ほどの量を入れてくれました。ありがとうございます。

他にもカノムパンナー…クンかムーかわかりませんがこんなお料理や、卵も一緒に包んだ別バージョンのカノムブアンユアンんもあるそうです。そちらも食べてみたかったな。

とにかく生地が今までに食べたことがないぐらいクリスピーで、生地と具とアーチャードを合わせて食べると最高に美味しいんです!このおいしさ、タイ料理仲間とシェアしたい!と心から思いました。

サイクロークプラーネーム(ไส้กรอกปลาแนม )

お次はこちらのお店、サイクロークプラーネーム(ไส้กรอกปลาแนม )です。

サイクロークは左に見えるソーセージのこと。プラーネームは手前のボウルに入っているものかと思いますが、このお料理、どうやって食べるのでしょうか。持ち帰りのみっぽいので、とりあえず1パック買ってみました。

そうしたところ、何も言わずとも食べ方がわかっていないだろうことが伝わったのでしょう。一つ作って見せて、私の口にそれを放り込んでくれました(笑)。タイ人優しい!

実は見ての通り、唐辛子を丸っと一本包まれてしまったわけですが、それも含めて美味しいの!甘めのソーセージと酸味のあるプラーネーム、お米やガティアムドン、いろんな味が口の中で一つになる、これは今まで経験したことのない美味しさ!

でもこのプラーネームにしろ、サイクロークにしろ、作るの大変だろうなぁ。これは家では作れませんよ。タイ人の皆さんがこぞって買いに来る気持ち、わかる。

モンコーンバチャーン(มงคลบะจ่าง)

続いてはこちらの中華粽のお店です。粽はタイ語で バチャーン(บะจ่าง)、店名の前半分、モンコーン(มงคล)はグーグル先生によると「縁起の良い」という意味だそうですが、本当のところはどうかな。でも「縁起の良い粽」、店名としては良さそうです。

私がこちらの前を通りかかったときに、ちょうど粽を作っている最中でした。この手際の良さよ!

しかもすごく美味しそう!これは持ち帰りにして、サイクロークプラーネームと一緒に食べようと、一つだけですが、買うことにしました。すると「タロイモ餡入りと無しと、どっちがいい?」とのこと。餡入りの方がたしか5バーツ高かったかな。なんとなくこのタロイモ餡入りがタイでは標準仕様なのかなーと思い、餡入りをいただくことにしました。しかも渡してくれたのは蒸し器から出したての熱々!せっかく気遣ってくれたのに、すぐに食べなくてごめんなさい!

じつはこの市場では、他にも食べたいものがいくつもありました。冷水にご飯を入れて食すペッブリー県発祥の宮廷料理「カオチェー ペッブリー(ข้าวแช่เพชรบุรี)」、 「ヌアトゥン ナンルーン(เนื้อตุ๋นนางเลิ้ง)」の 牛肉クイッティアオとガオラオ、 「ルンルアン バミーギアオ ナンルーン(รุ่งเรืองบะหมี่เกี๊ยวนางเลิ้ง)」 のバミーヘン、その他もろもろ。

上の写真は牛肉クイッティアオのお店 「ヌアトゥン ナンルーン(เนื้อตุ๋นนางเลิ้ง)」 の様子ですが、朝にはだいぶ遅く、昼にはまだ早い時間だっていうのに、お客さんがひっきりなしですごく混んでたんですよ。その様子を見ていても、ここは絶対美味しいお店だ!ってわかります。あーもう今思い返すと、無理をしてでも食べるんだった!いや、でも本当はおいしいのに、お腹が空いてないせいで、おいしさが半減するのも嫌だしなー。

…といくら考えても仕方がないので、次にバンコクを訪れた際には、必ずナーンルーン市場を再訪したいと思います!

いずれもタイ語で書かれた記事ですが、この市場の美味しいものがわかります!ぜひご参考に。