超ローカルな「クロントーイ市場」へGO!【6日目①】

…の前に、セブンで虫よけ探し。

この日は朝から「クロントーイ市場」なるところにやってまいりました。

MRTに市場と同じ「クロントーイ」という名前の駅がありますが、アクセスは「シリキット女王国際会議場駅」からの方が断然良いです。ここは超ローカルな市場で、しかも規模が大きい!生きた魚や鶏をはじめとしてあらゆるジャンルのものが売られています。屋台やレストランがお店で使う食材を仕入れる場所でもあるようです。

で、到着したのは良いのですが、浮かれすぎて虫よけスプレーをシュッシュするのを忘れてきました。これは大変。蚊から絶大なる人気を誇るワタクシ、このまま市場に飛び込んだらあっという間に囲まれてしまう!ということでまずはセブンイレブンへ。

陳列棚の最下段にビオレの虫よけを発見。

早速手の届く範囲にもれなく塗りたくって出発です。

朝ごはんはイエンタフォー。

そういえば、朝ごはんがまだだったことを思い出し、市場の一角にあるこちらのヌードルショップに入ってみました。

もう8時も回り「朝」というにはちょっと遅い時間だったためか、店内にお客さんの姿はありません。

こちらがメニューです。①が麺の種類、②がスープの種類。スープ無しも選べます。で、③が麺の量。普通盛で50バーツ、超大盛で70バーツ。その右隣り、中央に書いてあるのは追加トッピング。ルークチンとかいろいろ書いてあります。右はドリンクメニュー。店員さんにおすすめを聞いたところ、「パンダンジュースが最後の1本よ。」というので、それにしてみました。麺はイエンタフォーの汁あり、麺はこちらも店員さんの勧めもあって、センヤイにしました。やっぱりイエンタフォーは太麺に限る。

こちらがパンダンリーフの良い香りがする甘いジュース。アロエのような固形物も入っています。それがまた美味しい。

テーブルの上に常備された調味料あれこれ。

数枚写真を撮っているうちに、あっという間に麺ができあがり、運ばれてきました。

不思議な食感の「謎イカ」も入っています。

タイの麺料理は「もう一杯イケそう!」な盛りで個人的に大好き。あっという間に完食し、その後しばし、例のパンダンジュースを飲みながら、店内を行きかう猫たちを眺めていました。いい朝だ!

こちら、店先に置かれたたくさんのサボテンたち。売り物だったのかな。聞けばよかった。

いざ、クロントーイ市場内へ。

観光客向けに整えられた場内、品物の高品質が保証されている分お値段設定も高めなオートーコー市場とは違い、こちらの市場はいずれの品も、どこよりも安い卸値価格なのではないかと思います。バンコクの台所、といった感じでしょうか。本当に規模が大きいので、食品のジャンル別に写真を整理して、市場をご案内します!

①青果

美しく、うず高く積まれた果物たち。

ここはタマリンド専門店。タマリンドが大きい!

一袋20バーツ(80円)の唐辛子。この袋、結構な大きさがあります。

タイのバナナはほぼ緑色で売られています。きれい。

ガパオだけでも何種類もあるんですって。

②肉類

商品補充をしているところに出くわしました。こんな大きな桶いっぱいに肉が詰め込まれて運ばれてきます。そしてこれが見ているそばから売れていくのです。

左の鳥が右の鳥になる、の図。食べることは命をいただくこと…を肌で感じる市場でもあります。

③魚介類

比較するものがないがゆえに、この海老の大きさを伝えきれないのが何とももどかしい!

やっぱり生ガキ、食べるのね。鮮やかな赤と緑、絶対に火を噴くほど辛いであろうプリックナムプラー、この店オリジナルなんでしょう。合わせて買えるように売られています。

市場にはこうして買った魚をすぐに焼いてくれるところもあります。炭火、間違いなく美味しい。

これはイエンタフォーに入っている例の「謎イカ」でしょうか。

亀のほか、もちろんカエルも売っておりました。

蟹も動いておりましたよ。これ、塩漬けにするのかな。

④加工品

もちろんですが、調味料や乾物などを売っているお店もあります。

こちらは手作りのさまざまな プラーラー (ปลาร้า )を売っているお店。…だと思うのですが、タイ語が不自由なため詳しくはわかりません。ただ、もしかしてこの方だったら、タイ南部の調味料ナームブードゥ( น้ำบูดู)がこの市場にあるか、知っているのでは…と思い、スマホで画像を見せながら聞いたところ、「ここにはないよ。オートーコーに行ってみて。」とのことでした。残念。

⑤菓子類

お菓子類も手作りから既製品まで、さまざまなものが売られています。

私の大好きなタイのソフトキャンディーも大袋入り。

これ、店頭でおばあちゃんが焼いていたんだけれど、何だったんだろう。食べてみればよかった。

そしてこちらはアユタヤ名物、綿あめをロティーに巻いて食べる「ロティーサイマイ( โรต สายไหม)」です。

上の写真で奥の方に写っているお姉さんがロティを焼いている様子をしばし見学。

⑦雑貨・調理器具

今見ると、レトロかわいい雑貨がたくさんありそうなお店。

ここは台所用品店。炊飯器も売っているようです。

タイではおなじみのホーロー食器、その柄を模したメラミン食器。かわいい。

タイの市場でよく見かける形の包丁。ここなら昔ながらのソムタム包丁があるのではと思い聞いてみました。そうしたところ…

やっぱりありました!柄に直にマジックでお値段が書いてあるのとか、もう気にしません!

とにかく広いクロントーイ市場、昼近くになると店じまいを始めるところもあったので、早めに行った方がよさそうです。ただ、7時か8時ぐらいまでは、おそらくお店の食材を仕入れにきている方たちで混雑しているかと思うので、個人的には9時から11時ぐらいに行くのが良いのではないかな…と思います。