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ヤムに、スープに、ペーストに、とにかくタイ料理に欠かせない「ホムデン」
日本では「赤わけぎ」と呼ぶそうですが、私はタイ料理を習うようになって初めてこの野菜の存在を知りました。
こちら、これでも大ぶりな部類に入るホムデン。普通の玉ねぎと同じように皮を剥いて使います。旨味も風味もぎゅっと濃縮されている感じの小玉ねぎ。ニンニクやプリッキーヌと同じぐらい、様々な料理に使うこちらもまた、タイ料理には欠かせないお野菜です。
ホムデンの使い方。
1)薄切りにして生のまま
日本でも薄くスライスした玉ねぎをサラダに入れることがありますが、ホムデンも同じように薄切りにしてヤムに生のまま加えます。
北タイの名物料理、カオソーイではこの生のホムデンが必ず添えられていました。薬味的な使い方ですね。
2)丸ごとスープの出汁に
皮を剥いて軽くつぶしたホムデンを丸ごとスープに放り込み、ホムデンの旨味を出汁にしつつ、具材として食べてしまうという使い方もします。
このスープと似た使い方としては、タレを作る際にやはりその煮汁の中に放り込んでホムデンの風味を出す、なんて調理法もありです。
3)生のまま、時に焼いてペーストに。
それから各種ペーストを作る際にもホムデンは欠かせません。生のまま使うこともあれば、一度焼いたものを使用する場合もあります。
いずれにせよ、各種カレーペーストには間違いなくこのホムデンが入っています。とにかくタイ料理にこのホムデンは欠かせないのです。
4)揚げても美味しいホムデン
こちら、好物のカオクルックガピですが、お皿の手前にのっているのが揚げたホムデンです。揚げたことにより旨味が凝縮され、香ばしさも加わり美味!
タイ料理に限らず、お料理がなんか物足りないなーという時、この揚げホムデンを振りかけるとぐっと美味しくなるので、とにかく便利に使っております。