マナオ(มะนาว)

マナオとは

マナオは柑橘類の一種で、「メキシカンライム(Mexican lime)」のこと。 インドが原産地とされ、メキシコで定着したことでこの名前になったようです。 メキシコ、インド、エジプトなどでの生産が盛んなようですが、タイ料理にもこのマナオは欠かせません。

ちょうどすだちと同じくらいの大きさですが、その味わいはすだちとは別物。日本の柑橘類の中では「へべす」が一番近いかと思います。このマナオ、くせがなく、すっきりとした酸味が特徴です。

マナオの使い方

マナオを使った料理と言われて、私が一番に思いつくのがソムタム。くし形に切ったマナオを、汁を絞りながらクロックの中に放り込んで、他の食材と一緒に叩いていきます。

このマナオ、食べはしないのですが、一緒に盛り付けてしまいます。

タイ料理のレシピ本で「レモン汁」と表記されているものは、そのほとんどが本来はこのマナオのしぼり汁を使用するものと思われます。本格的なタイの味を知りたい!と思ったら、ぜひここはマナオを手に入れて使ってみてください。

ただし、たまーにタイ食材店で売られているのを見かけるマナオ汁の冷凍品は、いろいろ混ぜ物が入っているとみえて、かなり風味が違います。使うべきはフレッシュなマナオ!東京では東新宿のアジアスーパーストアーに常時置いてありますよ。