米粉100%の麺を使ったヘルシーメニュー、「トムヤムスープのタイ汁麺」レッスン!

タイ庶民の味、「クイッティアオ」を使った一杯あれこれ。

こちら、チェンマイのローカル食堂で食べた汁麺。麺は細いセンミー。

タイではローカル食堂や屋台でよく食されている「クイッティアオ(麺)」。そのバリエーションは非常に多く、汁あり、汁なし、スープも鶏がらベースのクリアなものから、そこに粉唐辛子、砂糖、ピーナッツなどが入るもの、豚や牛の血が入っているもの、腐乳入りの「イエンタフォー」など様々なものがあります。

私も昨年のタイ旅行では小腹がすいたらササッと食堂に入り、いろいろな汁麺をいただきました。

チェンマイの食堂で食べた甘辛味の牛汁麺。

こちらはシナモンや八角が入った甘いスープの牛麺、「ヌアトゥン」。

これはクリアスープに焼き豚ならぬ焼き牛がトッピングされた汁麺。やはりチェンマイにて。

こちらもまたチェンマイで食べた汁麺ですが、これなんかはルークチンプラー(お魚団子)無し、トッピングは焼き豚と青菜のみ、という本当にシンプルなバージョン。クイッティアオは極細のセンミー使用。

このタイ式の汁麺については、yukko先生のところで「センレックナーム」を習いました。

タイ風ラーメン「センレック・ナーム」だって格上の味! | タイはおいしい天国。

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今回は、Rasamita先生が鶏がらベースのクリアスープにライム、粉唐辛子、砂糖、ピーナッツを入れた「センレックトムヤム(เส้นเล็กต้มยำ)を教えて下さるということで、そのレッスンに行ってまいりました。

トムヤムスープのタイ汁麺 & 海老トースト (タイ料理のTadaku料理教室)

好きな外国の料理・文化・言葉を体験しよう!Tadakuは、外国人の自宅で、英語や日本語を使って、外国人と楽しくお話しながら学ぶ料理教室です。日本でホームステイみたいな体験ができる!

具材の準備が大事、な「センレックトムヤム」。

ター先生おすすめのセンレック。

タイ式の汁麺は

  1. 鶏がらスープをきちんととること。
  2. いろいろな具材を抜かりなく準備すること。

ここに美味しさの肝があります。

鍋にたっぷりの水を張り、そこにパクチーの根、ニンニク、粒白胡椒、鶏がらを加えて煮込み、スープを取ります。今回は大きく切った大根も投入。この大根も麺と一緒にいただくんですって。

それから手間をかけてもぜひ加えたいのがこちらの揚げワンタン。これがね、自宅で作るとなると省略しようかとも思うのですが、その美味しさを思い出ししばし葛藤、そしてようやく一念発起して作るのが常。

他には茹でた豚ひき肉、もやし、炒ったピーナッツやニンニク油などもマスト。刻んだ万能ねぎとパクチーは言わずもがな。それからお魚団子もあるとよし。このお魚団子については今回、さつま揚げを使ったのですが、「この手があったか!」と目から鱗。いいアイデアをいただきました。

ター先生がタイから持ち帰ったという麺茹で専用のザル。

具材の準備ができたところで、一気にセンレックトムヤムを仕上げます。

まずはザルにもやしと、ぬるま湯で戻しておいたセンレックを入れ、熱湯で茹でること15秒。それを器に入れたらニンニク油を絡めます。

次に、別のボウルに調味料をすべて加え、そこに熱々の鶏がらスープを注いで混ぜ、麺の入った器にそのスープを投入。

最後に残りの具材をトッピングすればセンレックトムヤムの完成です。

鶏がらスープの旨味、レモンと酢、2つの違った酸味、そしてピーナッツとニンニク油の香ばしさ、粉トウガラシの辛味、シンプルな中にも様々な味と風味が感じられて絶品です!

ちなみにこちらの麺料理、名前に「トムヤム」とありますが、「トムヤムクン」とは全くの別物です。

それにしてもタイ式の汁麺は本当に美味しい!これがタイだと美味しいのが50バーツとかで食べられるんだよなぁ…。それが不可能な日本にあっては、食べたいなら自分で作るしかない。気合を入れて復習するぞ。

海老揚げパンが隠れ絶品メニューだった件。

タイ料理教室に参加する際、メインの料理に気を取られていると、実はサブメニューも絶品だった、ということがよくあります。今回もしかり。

この海老と豚肉をペースト状にしたものをたっぷり塗り込んだパンを揚げた「カノムパン・ナーグン」がとっても美味しかったのです。

海老ペーストを塗ったら白ごまをトッピング。
まずペーストを塗った面から揚げていきます。
ペーストに火が通ったら返して揚げることしばし。

揚げたての熱々を試食しましたが、これが危険な美味しさ。

ペーストに下味がついているのでそのまま食べても美味しいのですが、タイのスイートプラムソース(市販品)やマンゴーチリソース(市販品)をつけて食べると美味しさレベルアップ。


こちら、カルディに置いてありますので、気になる方はぜひ手に取ってみてください。春巻きや海老フライなどにもよく合います。

「焼き豚のスパイシーサラダ」まで美味しい贅沢レッスン。

タイの焼き豚といえば「ムーデン」がまず思い浮かびますが、こちらはまた違うバージョンの焼き豚。タイ料理ではおなじみの香味野菜をペースト状にしたものと調味料各種でタレを作り、そこに豚肉をしばらく漬け込んだのち、200度のオーブンで焼き上げます。これがしっとりジューシー、柔らかくて味も絶品!最高においしいのです。

そのままでも美味なる焼き豚をレッスンではサラダに仕立てました。ドレッシングはナンプラー、レモン汁、砂糖という基本の調味料3種に唐辛子を加えてピリ辛に。

これ、本当に美味しくてただいま絶賛復習中(お肉に下味をつけているところ)です。明日の朝はこれでシロメシをモリモリいただきます!

デザートはさっぱり仕様のマンゴープリン。

締めはさっぱりとしたマンゴープリンで。マンゴープリンといえば濃厚&クリーミーなタイプが多いように感じますが、ター先生のマンゴープリンはミルク感よりもフルーツ感が前面に出ている軽めの仕上がり。食後に食べるなら、これぐらいあっさりしている方がいいかも。

「センレックトムヤム」レッスンの全メニュー。

  1. 海老トースト(カノムパン・ナーグン)
  2. 焼き豚のスパイシーサラダ(ヤム・ムーヤン)
  3. トムヤムスープのタイ汁麺(センレック・トムヤム)
  4. マンゴープリン

この他、ウェルカムドリンク(この日はレモングラスティーでした)と食事中にはジャスミンティー、食後にはデザートと一緒にタイティーもいただきました。

今回もいろいろなことを学べて、且つどのお料理も美味しくて、有意義とはこのこと。全メニュー、ちゃんと復習しよう。