カー(ข่า)

トムヤムクンには必須!なタイ食材「カー」。

英語名「 Galangal(ガランガル)」、日本語では「南姜(なんきょう)」と言うそうですが、私はタイ料理を習って初めてこの食材にお目にかかりました。

「カー」は タイの他、ベトナムやインドネシアなどでも用いられる食材で、ショウガ科の植物の地下茎。ただし、ショウガ科とはいっても、日本で一般に流通している生姜とは食感も(食べないけど)風味も別物。よって、「カーがないから代わりに生姜を使おう!」なんてことには絶対になりません。

「カー」の使い方。

先にも述べたようにこの「カー」、タイ料理ではトムヤムクン、トムカーガイといったスープを作る上で欠かせません。数ミリ厚の輪切りにしたカーを、こうしてレモングラスやホムデンなどと一緒に煮込み、その香りをスープに溶かし込みます。

ちなみにこの中で食べられるのはホムデンのみ。レモングラスとカーは器に盛り付けられていたとしても残しましょうね。

タイ料理を知らなかった頃は、器に入っているものは全部食べられるのかと思い、口に入れてしまったこともありました。噛んでみてすぐに、「これ、食べられぬヤツ。」と分かりましたが。

「カー」の保存方法。

これが冷凍庫で保存中のカー。この通り、色も変わらず。

この「カー」、ホムデンやレモングラスに比べると使用頻度は低めです。 しかも劣化が早く、1個買っても新鮮なうちにすべて消費するのは無理な話。

そこで私は、カーが新鮮なうちに皮を剥いて輪切りにし、すぐに冷凍してしまいます。しかもこうしておけば使いたい時に使う分だけ取り出せばOKなので、調理の時短(ちょっとだけど)にもなります。

おまけメモ。冷凍庫にいれて2時間ほどしたら一度容器をガサガサ振っておくと、輪切りにしたカーがバラバラになった状態で凍るので、後で使うときに取り出しやすいですよ。