イサーン名物「チムチュム」の正解はこれでした!

調理工程をパスして、テーブルセッティングからのご紹介。というのも、レッスンが始まって30分後には試食タイムがスタートとなったもので、紹介する過程がほとんどないのです。

スープにも具材にもハーブがたっぷり入ります。

チムチュムに具材としてたっぷり入るのはまずこちらのホーラパ―。多くの方はグリーンカレーに入っているのを食したことがあるかと思います。タイのバジルとも呼ばれることがありますが、イタリアンバジルとはその香りも味も異なります。これがたっぷり入ってこそ!のチムチュムです。

そしてこちらはパクチーファラン。「ファラン」とはヨーロッパ人のことを指すタイ語ですが、なぜこれがファランかは不明。タイ料理ではイサーン料理のラープなどに入っていたりします。パクチーよりもはっきりとした香りと味。それがチムチュムをより一層おいしくしてくれます。

そしてこちらのスープ。ただの鶏ガラスープと思うことなかれ。

こちら、トムヤムクンを作った時の模様。

トムヤムクンでも定番の香味野菜をこのチムチュムにも入れます。こうして大きく切って煮たてて…でも良いのですが、よりタイハーブの香りと旨味を楽しむべく、今回は石うすでペースト状にしたものを加えました。これがチムチュムをスペシャルな鍋料理へと昇華させるのです。

チムチュムの具材ラインナップ。

チムチュムには白菜や空芯菜、キノコ類、筍、春雨などなど、様々な具材の他、卵と和えたお肉や内臓系があれこれ入ります。このレッスンでは牛レバーとモツ(ってこれ何だか忘れた)を先生が用意してくださっていたのですが、これがまぁ激ウマ!レバーは苦手…という方も「これならいける!」と召し上がっていました。チムチュムには牛レバーが個人的にはお薦めです。

特製ダレとカオクアポンで最高のチムチュム完成!

ナムチム(たれ)の上に見える白い粉状のものが「カオクアポン」。
鍋にも少しだけ入っています。「うまみ」と「とろみ」要員。

そしてタイスキにしてもチムチュムにしても、タイ式鍋料理の美味しさを決定づけるのは「ナムチム」。今回のナムチム(たれ)も絶品でした。

取り皿にタレをちょっと入れて、そこに具材とスープを取り分ければ…

ここでようやくチムチュム完成です!タイスキも美味しかったけれど、チムチュムは未知との遭遇的な美味しさ!こんな味初めてです。そして美味しい!

「ハーブ効果で翌日にはお腹スッキリだから、大丈夫!」と言いつつ、他の参加者のみなさんと1時間半かけてチムチュムをたっぷりいただきました。そしてタイではやらない…というけれど、日本人なら是非食べたい締めのアレ。

具材の旨味が全て溶けだした煮汁で作ったおじや。レシピには控えめに「お好みで、最後におじやをつくる。」とありましたが、これは絶対作るべきです!

先日ランチでいただいたチムチュムの答え合わせという意味合いもあった今回のレッスンですが、ここで学んだチムチュムは別次元のお料理でした。当たり前か。

そして最後に。鍋はみんなでおしゃべりしながら飲みながら…が楽しいもの。このレッスンで御一緒させていただいたYさん、Mさん、Kさん、そしてyukko先生。皆さんのおかげでとっても楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございます!もう習っちゃったけど、来年もまた参加したいなぁ。。。