イスラム教モスク近辺はもはや得意エリアです。
まだ朝焼けが空に残る中、金曜朝市までやってまいりました。記録によるとこの写真を撮影したのは7時22分とありました。
この近くには大好きなレストラン「カオソーイ・イスラム」もあって、4年前の旅でも何回か通った場所です。
久しぶりの金曜朝市でしたが、来てみて驚いたことは、何やら食事ができる建物ができていたり、中も改めて区画整理されたようで、テントが整然と並んでいたりと大変化を遂げていました。でも売られているものは相変わらず魅力的で、料理好きとしては気になる調味料、調理してみたい食材が山ほど。金曜日にチェンマイに滞在しているなら、絶対に行ってみてほしい場所です。
まずは魅惑のお野菜からご紹介。
こちらは茎レタスの仲間。日本ではあまり見かけないな…と思う方も多いと思いますが、実は韓国料理には欠かせないサンチュもこの茎レタスの仲間。葉っぱだけで売られているので気づきようがないのですが、しっかり育てられたものはこれと似た形状になります。でも葉っぱだけ食べて、この立派な茎をそのまま捨てちゃうの勿体ないな。何か食べ方があるんだろうけれど、気になる。
こちらピーマン…だと思います。ちょっと長い。シシピーかな。
ニンジン、蕪、カボチャにブロッコリー、手前に見えるのは前回も食べた納豆。日本人はこれにお醤油を垂らして白ご飯にかけて食べるけれど、北タイの皆さんはこれどうやって食べるのかな…。聞いてみれば良かった。これ、次回の課題。
はやとうりにその下に見えるのは小さな瓜、それからカボチャ、黄色いのはかりんかな。その上が小さいアボカド。どれも新鮮そのものです。
北タイのフルーツたちはこんな感じ。
こちらは蜜柑の専門店。大小さまざまな種類があります。
こちらブドウ屋さん。右にちらっと写っているのはシャインマスカット。ひと房250バーツ前後、およそ1000円といったところ。タイでも高級品のようです。でこの中央に写る真っ黒なブドウが気になる。奥にある、パック入りのものを買ってみれば良かったな…と今さらちょっと後悔しています。これも次回だな。
こちらは大きなアボカド。大きなものはソフトボールぐらいのサイズになります。アボカドも品種によって味に違いがあるのでしょうか。いずれにせよ、食べ応えはありそう!
こちらはほうずきと生のタマリンド。日本でよく見かける茶色のものとは種類が違うそう。さやから中身を出して食べると、豆みたいな食感で美味しいんですって。
こちらは苺だけを売っている屋台。日本のものより小ぶりで色白。お味はどうかな。いつか機会があったら食べてみようと思います。
加工品あれこれ。
こちらは甘栗屋さん。甘栗を売るお店は数軒あるのですが、どこもこうして目の前で栗を炒る様子を見ることができます。
こちらはお米屋さん。手前に見えるビニール袋に入って売られているのは荏胡麻。
こちらのお店のメインは乾燥納豆「トゥアナオ」かな。ベーシックなものや唐辛子入りのものなど、いくつか種類があるようです。
こちらはお肉の加工品専門店。吊るされているものをどれだけじっくり見ても、なんのお肉かわからず。
こちらは豚肉かな、おそらく。右奥に見えるのパック入りはクンチアン、な気がする。この前の晩に食べたお漬物に豚肉で蓋をして蒸したお料理にも、この手のお肉が使われているのではないかと思います。これが持ち帰れたらどれだけ良いか。いつか1か月とか滞在出来たら、キッチン付きのお部屋を借りて、こういう食材を自分で調理してみたいな。
こちら4年前にも見かけたヤギ肉屋さん、今も変わらず営業されているようで、何よりです。
こちらは豆屋さん。手前に見えるのはこんにゃく。
こちらも基本トゥアナオ屋さんなのですが、大きなおこげのようなものが売られています。そのまま食べるのか、あるいは砕いてお料理に入れるのか。これも気になるな。
お惣菜やさんも充実の金曜朝市。
金曜朝市で売られているものは持ち帰りが基本なので、お惣菜系もこうして小分けにして売られています。
ここはずーっと人だかりができていたお店。奥でピンクのTシャツを来たお姉さんが手にしているのはカノムチンでしょう。中央に見える大鍋いっぱいのゲーン(汁物・カレー)は何でしょう。これだけ待ってる地元の人がいるってことはきっと美味しいはず。
こちらはカノムジープとお饅頭屋さん。
4年前にはこれが何かもわからなかったけれど、今ならわかります。黄色いのがひよこ豆のお豆腐「カオレームフン」。これは適当な大きさに切って、野菜とあえてヤムにして食べます。白い方の材料は米だったかピーナッツだったか。実は日本に帰ってきてから高田馬場のミャンマー料理店「ノングインレイ」に行ってこのチェンマイ旅の話をしていたら、店員さんが話しかけてくれるということがあったのです。その時「この白いのが美味しいのよ!」とまさにこの写真を見ながら教えてもらったのに、詳しいことを忘れてしまう、という失態。とにかく。この白いブツも次回食べたいものの一つです。
こちら、ごはんのお供なのか、スイーツなのか、わからないコーナー。
ゼリーにパンにココナッツ。これにおそらく左に見えるピンクのシロップ的なものをかけて食べるんでしょうが、味の想像がつきません。
「 ข้าวปุก 」をとても気に入った件について。
この金曜朝市で私が唯一食べたものがこちらのお餅。「 ข้าวปุก(カーオプック)」というそうですが、金曜朝市の一角にこのカーオプックを売るお店が数軒並んでいます。
お餅は白と黒の2種類。ですが、圧倒的に黒を注文する人が多いです。
焼きあがったらこちらの黒砂糖をベースにしたタレ(ゴマやら何やらが入ってざらざらしている)を塗り、丸めたものをバナナの葉で包み手渡してくれます。私はすぐに食べるといったのでこの包み方でした。持ち帰り用の包み方はまた別。
これがとても美味しい!もともとお餅が好きで、毎日のおやつにもチョコレートやクッキーよりも豆大福&草餅派なのですが、この黒砂糖ベースのタレがたっぷり塗られた焼き立てのお餅、個人的に好みど真ん中。これは日本でも食べたい、ぜひ食べたい。
手前には真空パックになっているものも売られています。これはお家で焼いて食べる用ですね。買って帰りたい気持ちでいっぱいでしたが、この金曜朝市に行ったのはちょうど旅の真ん中。帰国まであと1週間あるのにこれはお土産にできない!と泣く泣く断念。次回チェンマイに行くときには、金曜を帰国日にして、あれもこれも買って帰ろうと思います。
朝ごはんは「カオソーイ・イスラム」で米メニュー。
この前日は朝から麺、昼も麺、夜はパンとお米を全く口にしていなかったので、猛烈にお米が食べたく、金曜朝市から徒歩数分のところにあるレストラン「カオソーイ・イスラム」にやってきました。
店名にもなっている「カオソーイ」の麺も売られています。
さて、4年前にこちらのお店に来た時には連日麺ばかり食べていたのですが、メニュー的にご飯ものも充実していた記憶が。実際に来てみるとおぼろげな記憶、大正解。ご飯もの、大充実です。
カオマンガイにしようか、パネンカレーにしようか、迷ったのですが、最終的にはイスラム系だったらやっぱりカオモックかな、というところに思考が落ち着き注文。ただし今回は定番のガイ(鶏肉)ではなく、ヌア(牛肉)にしてみました。
注文してから待つこと3分。あっという間にカオモックヌアがやってきました。
スプーンだけでさっくり切れる牛肉。パラパラのごはん。見た目からしてもうすでに美味しそう。「これは絶対に間違いないやつ!」と思い実際口に運んでみると「やはり!」の美味しさでした。「カオソーイ・イスラム」の米メニューを食べようと思った自分、ナイス。
このタレをちょっとずつかけて、味を変化させながら食べていくのですが、これがまた最高なのです。しかもこれで90バーツですよ。店名こそ「カオソーイ・イスラム」ですが、個人的にはこちらのお店のご飯ものを強くお勧めします。パネンも絶対美味しいはず!