タイ料理には断然「白胡椒」!
日本で「胡椒」と言ったら、例の「テーブル胡椒」もしくは「黒胡椒」を指しますが、タイ料理で多用するのは断然この「白胡椒」です。瓶詰めされたパウダータイプのものも売られていますが、私はこの粒のものをストックしています。
胡椒の果実を緑色の未熟な時点で収穫し、皮ごと乾燥させた「黒胡椒」は辛味と香りが強いのが特徴。肉料理や味付けの濃い料理に用いられるのはこちら。
それに対して「白胡椒」は果実が赤色に完熟したものを収穫し、果皮を取り除いてから乾燥させています。その果皮を取り除く際、水に浸して発酵させるそうで、そのためかこの粒白胡椒には特有の香りがあります。
タイ料理における「白胡椒」の使い方。
で、この白胡椒、粒のものをストックしていると言いましたが、使う際には結局こうして石臼でガンガン叩き潰してしまいます。だったらパウダーを買っとけ!という声も聞こえてきそうですが、叩きたての白胡椒は香りが良いんですよ。
このパウダー状にした白胡椒はこのまま料理に風味付けとして加えることもありますが、たいていは他の食材を加えてさらに叩き、そこに調味料を加えてペーストにしてから使います。
タイ料理に使う基本の食材を10選べ!と言われたらメンバー入り確定の白胡椒ちゃんです。