ナムプラー(น้ำปลา)

うま味たっぷりのタイの魚醤「ナムプラー」

タイ料理に詳しくなくとも「ナムプラー」という調味料は知っている、という方、結構多いのではないでしょうか。この「ナムプラー」はもちろんタイ語。 タイ語でnamは水、plaは魚を意味します。

魚を塩で浸けこみ、1年程度熟成発酵させて作った調味料です。日本にも秋田の「しょっつる」、能登の「いしる」といった魚醤がありますが、塩味だけではなく、深いうま味があるのが特徴です。

タイ料理で何に使うって、ヤムやゲーンの味を決めるのはこのナムプラーだし、肉の下味を付けるのにも欠かせないし…。とにかくこの調味料なしにタイ料理は完成しません。タイ料理を作るならまず一番に揃えたい調味料です。

迷ったらとりあえず「金色天秤」を選んでおきましょう。

最近日本でもタイの複数メーカーのナムプラーが入手できるようになりました。そうなるとどれを選べば良いか問題が発生するわけですが、迷ったらとりあえずこの「天秤」のゴールドを選んでおきましょう。

この「天秤」のナムプラーはグレードによってラベルと蓋の色が異なります。この金のラベル、金の蓋がいわゆる「一番搾り」。上澄みのいいところだけをボトリングしています。しかも2年熟成させているらしいです。

で、この天秤ナムプラー、日本のスーパーでは白い蓋の小瓶が売られていますね。蓋の色は白ですがラベルは金色。よってこの金蓋と中身は一緒です。


私はタイでボトリングされたものを購入していますが、今までは700mlの大きなものしか見つけられず、やむを得ずそれを購入していました。


がしかし。それだと開封してから使い切るまで数ヶ月かかるのですよ。ナムプラーに限ったことではありませんが、調味料は開封した時から劣化が始まります。特にナムプラーは日に日に風味が変化してしまう。加熱しないお料理にも使うことを考えると、できれば1ヶ月以内に使い切りたい!そんなときに見つけたのが、先の写真の300mlのハーフボトル。お値段も140円と可愛くて、最近は常時こちらをストックしています。