皮がパーンと張った「レンジでトウモロコシ」の作り方
せっかく実がぎっしり詰まったトウモロコシを手に入れても、茹でて冷めてみたら皮がシナシナ…では悲しすぎますよね。しかも、暑いこの季節にコンロに大鍋をかけてグラグラ煮立てて…という工程も避けたい。結果私はいつも「レンジでチン」です。
その方法は簡単で、まずトウモロコシ表面の皮数枚を剥いて洗い、その水が付いたまま、しかも皮ごとレンジに放り込みます。加熱時間は600Wで5分。大きいものはもうちょっと加熱しても良いですが、ここでその加熱時間を見極めるのが難しいなら、とりあえず600Wで5分、やってみてください。
加熱が終わったら、即、即ですよ、即、軸の部分を実が一列ぐらい入るあたりで切り落とし、ひげの方を持って(やけどに注意!)振ると、実がするっと抜けてきます。それでうまくいかないなら普通に皮を剥いてください。ひげも取れやすいはずです。で、皮を剥いたらすぐにラップできっちり巻きます。で、この時に加熱が不十分な場合、火がしっかり入っていない部分の色が白っぽくなっていますので、この状態でさらにレンチンすればよいのです。1分とか2分とか、様子を見ながら。
十分に火が通ったら、このまま冷ますだけ。そうすれば数時間後でもこの通り。
実はパンパンのままです!今日はこれを使ってソムタムを作ります。
塩卵の作り方
塩卵を作るにあたっては、まず濃い塩水を用意します。それを冷蔵庫でしっかり冷やしておきましょう。
卵はヒビが入らないように茹でたら、熱々のうちに冷えた塩水に入れ、あとは冷蔵庫に置くだけ。塩水の濃度によって1晩でOKな場合もあれば、1週間漬け込む、なんてレシピも。こちらはネットにさまざま情報がありますので、好みのものを参考にしてください。
美味しいソムタムを作るにあたってのこだわり食材
ソムタムと言えば欠かせない食材の一つに「ささげ」があります。普段はインゲンを使っていますが、今回は日光の「吉原ファーム」さんより取り寄せた「ささげ」を使用。
そしてもう一つ、ソムタムには「マナオ」なるタイの柑橘が入るのですが、日本ではなかなか手に入れにくい。その代わりにいろいろなレシピ本では「レモン汁」を使っていますが、レモンよりもより「マナオ」に近いと思われるのがこちらの「へべす」です。晩夏から秋にかけてが路地もののへべすが出回る季節。タイミングよく近所の八百屋さんで発見したので、買ってまいりました!
「トウモロコシと塩卵のソムタム ส้มตำข้าวโพดไข่เค็ม」 の作り方
こちらが「トウモロコシと塩卵のソムタム」の材料。
- トウモロコシ
- 塩卵
- ミニトマト
- ささげ
- ニンジン
- ピーナッツ
- 干し海老
- にんにく
- プリッキーヌ
- へべす
- ナンプラー
- ココナッツシュガー
タイ料理って何気に材料が多いのですよね。それが美味しさのポイントでもあるのですが。ちなみにトウモロコシは半分に折り、実が離れないようにそぎ落としましょうね。(←ここ、大事。)
ソムタムはぜひキャベツとご一緒に。
甘くて実がプリプリのトウモロコシと塩気をまとったミルキーな卵、シャクシャクしたインゲンの歯触りとフレッシュなミニトマト。それらすべてを包み込むタイ料理特有の「甘酸っぱ辛い」味。もはやこのタイ料理は私にとって大いなる「夏の楽しみ」の一つです。
「ソムタム=青パパイヤ」一択ではもったいない!ぜひぜひこの「トウモロコシと塩卵のソムタム」もお試しあれ。