ロンネーム(หลนแหนม)

簡単にできる!「ロンネーム」の材料

タイには「ネーム」と呼ばれる発酵食品があります。豚肉がその主な材料ですが、発酵過程で生じる酸味が特徴で、火を通さずに食すことができるものです。がしかしこのネーム、火を通しても美味で、私はこのネームを使ったタイ料理が大好き!その一つである「ロンネーム」はタイ人が大好きなディップになります。

材料はほぐしたネームと叩いた豚肉、

そこに野菜…というよりは、主に香りや風味をプラスすることが目的と思われるホムデン、レモングラス、ししとうにプリッキーヌ、バイマクルーが入ります。

タイの料理動画を見ていると、ししとうではなく色とりどりの唐辛子?ピーマン?的なものを使っているのをよく見かけます。あれに辛味があったら…と思うと想像しただけでドキドキしますが、見た目はとても美しいです。

このディップのベースになるのはココナッツミルク。ゲーン(カレー)に用いるものよりも重めのココナッツクリームを使うと美味。ネームがこのディップ全体の味の方向性を決めてくれるので、加える調味料は割と控えめです。

ロンネームの作り方

ロンネームの作り方はとにかく簡単。まずは肉類とココナッツクリーム、調味料を鍋に入れて火にかけます。

ふつふつと沸騰してきたら残りの材料をすべて加えて…

1分加熱したらできあがり。鍋を火にかけてからここまで5分…はちょっと無理があるとしても、10分はかかっていません。

今はまだレシピを見ながらなので、材料を揃えて切って…に時間を割いていますが、これ、慣れてしまったらものすごく簡単にできるタイ料理です。間違いない。

สูตร หลนแหนม พร้อมวิธีทำโดย chubbylawyer – Wongnai Cooking

เมนูเครื่องจิ้มรสชาติเปรี้ยวๆ มันๆ – Wongnai Cooking

本場タイの作り方もどうぞご覧ください。

ロンネームにはたっぷりの新鮮野菜を!

タイ人はこのディップ系のお料理「ナムプリック」が大好きで、私自身これまでに30種類以上のナムプリックを習いました。いずれもたっぷりの野菜やハーブと共にお皿に盛り付けるのがお約束。

そうそう。タイでこういうディップ的なものは「ナムプリック」と呼ぶのが通常なのですが、ベースにココナッツミルクを使うものについては「ロン」となります。

この日用意したのはにんじんに白菜、ささげにゴーヤ、マイクロキュウリに普通のキュウリ。通年ほぼ夏な気候のタイですから、日本の夏野菜はタイ料理によく合います。

しかも、このロンネーム、野菜だけではなくごはんも進む味。一般的に食欲が落ち気味な暑い季節にこれまたぴったりなお料理です。ちなみに私自身は、一年を通じて高い食欲が安定的に保たれているため、食欲減退とは縁が無い人生を歩んでいます。ありがたきことこの上なし。