ごはんに合うタイの柑橘サラダ、「ヤム・ソムオー」
「ソムオー」とはタイでよく食されている柑橘類の一種。タイ語では「ส้มโอ」と表記しますが、これで検索をかけると「文旦」の日本語解説ページがヒットします。
よって、このヤム(和え物)を作る際、日本で手に入る柑橘を使うなら文旦がイチオシ。タイ料理好きな方にリサーチしてみたところ、「私は晩白柚で作るわ。」とか「パール柑が美味しいよ。」とか、複数意見を頂戴しましたので、そちらは追々試してみようと思っています。
ヤムソムオーの材料。
様々なレシピが散見されるヤムソムオーですが、標準的な材料はこんな感じ。文旦、火を通した海老、砕いたピーナッツ、ローストココナッツロング、ホムデン、パクチー、それからヤムソムオー用の合わせ調味料。このタレはどのレシピを見ても「塩味+甘味+酸味+辛味」で構成されています。具体的には
- 塩味→「ナムプラー」
- 甘味→「砂糖」「グラニュー糖」「ココナッツシュガー」のいずれか
- 酸味→「レモン汁」「マナオ汁」「ライム汁」「タマリンド」
- 辛味→「プリッキーヌ」「プリッキーヌヘン」「ナムプリックパオ(チリインオイル)」
塩味は「ナムプラー」一択ですが、他は作り手によってどれを使うかはまちまちです。その割合も「1:1:1:1」だったり「2:3:2:2」だったり、これまた様々。私も自分の好きな割合を求めて目下研究中です。
ヤムソムオーの作り方。
それでは「ヤムソムオー」の作り方、行ってみましょう。まずはボウルで調味料を合わせ、茹でたり殻ごと焼いたりして火を通した海老を適当な大きさに切って加えます。
次に皮を丁寧に剥いてほぐした文旦を加えます。実はこのヤムソムオー、宮廷料理ですので、それらしく一粒一粒細かくしてもOK。その際には集中しすぎてお口が半開きにならぬようご注意を。
最後に残りの材料をわーっと加えてさっくり混ぜ合わせればできあがり。
あとはこれをお皿に好きなだけ盛り付けていただきましょう!
このヤムソムオー、柑橘類がメイン食材ですが、なんと。サラダでもデザートでもなく「ごはんのおとも」要員です。最初こそ驚くかも知れませんが、食べて納得。白ごはんとの相性最高です。まだヤムソムオーを食べたことがない、というそこのあなた。ぜひ機会を作ってお試しください。