カオムーデーン(ข้าวหมูแดง)

タイ語で「ムー」は「豚」、「デーン」は「赤い」という意味。直訳すると「赤い豚」となるわけですが、要はタイ風のチャーシューです。なぜこれが「デーン」か、というと、その名の由来は材料にあります。

ムーデーンの材料。

こちらがムーデーンの材料です。

豚肩ロース肉の他、たくさんの調味料が入ります。シーユーダム、シーズニングソースというタイの調味料の他、蜂蜜、塩、紹興酒、ごま油、などなど。

中でも欠かせない調味料がこちら。「デーン=赤い」の素。

中華調味料である紅腐乳です。独特の風味がありますが、焼くと得も言われぬうま味と香りが出て、タイ風チャーシューならではの味が完成します。

これらの調味料を一つ加えるごとに肉が吸い込むまで揉み込んでいき、最後にオイルでコーティングしたら下準備完了。あとはこうしてポリ袋に入れ、数時間おいて味が染み込むのを待ちます。

ムーデーン、焼きにかかります。

さて、こちら漬け込みが終わったムーちゃんです。が、諸事情有ってなんと二晩置いてしまったがために、何やら味噌漬けのような色になってしまっております。「デーン」はどこへやら。焼いたら赤くなるか。

200度に熱したオーブンで焼くこと30分。デーンとは言えないものの、おいしそうな飴色の焼き豚ができあがりました!

おうちで「カーオ・ムー・デーン定食」。

ムーデーンを焼いたらやっぱりごはんと一緒に食べるのがおいしい。ということで、カーオ・ムー・デーンにしました。副菜がまさかのニラ玉だったり、スープがベトナム式だったりと、相変わらずの多国籍ですが、相性は考えているのでちゃんとおいしいです。

ムーデーンをご飯と一緒に食べるならマストなのがこちらのタレ。豚肉をオーブンで焼いた際に出た汁に調味料数種類を加えて作るごまだれ。ごまの風味と甘酸っぱいピリ辛味が相まって美味!口福とはまさにこのこと。

始めて作ったムーデーン。ですが、

May先生のレシピゆえ、正解でしょう!このムーデーン、次回はどこか、タイ料理店でいただいてみることにします。