タイの乾燥唐辛子
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タイでは70を超える種類の唐辛子が栽培され、食されていると聞きますが、その中でも多くの人にとって馴染みがあり、タイ料理に欠かせない唐辛子の一つがこちらのプリックチーファーヘンかと思います。
「プリック(พริก)」は「唐辛子」、「ヘン(แห้ง)」は「乾いた」という意味。「チーファー(ชี้ฟ้า)」はGoogle先生によると「空に向かって」という意味だそうで、想像するにこの唐辛子が実った時の様子からきているものと思われます。
この唐辛子を使う際の下準備
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この唐辛子を使う際にはまずこうして実を開き、
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中の種や筋をきれいに取り除きます。
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その後数ミリ幅に切り、こうしてしばらく水につけ、柔らかくします。
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最後に水気をぎゅっと絞って石臼へ。あとはこれをひたすら叩きましょう。
タイ料理の赤系ペーストには欠かせないプリックチーファーヘン
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タイ料理には様々なカレーペーストが存在しますが、赤い色をしたペーストにはほぼこの唐辛子が使われている、といって過言ではないでしょう。
前述したようにまずこの唐辛子のみをひたすら叩き、滑らかになったところで他の材料を水気の少ないものから順に加えていき、クロックでさらに材料を叩いてつぶしてペーストを完成させます。
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とまあね、書くのは簡単なのですが、これが作るとなるとかなりの労力と精神力を要します。気分よくタムタム材料を叩ける日もありますが、私の場合、遠い眼をして叩いていることの方がおおいです。そうそう。何か忘れてしまいたいことがある日にももってこいですよ、この作業。
…と話が横道にそれてしまいましたが、今回はタイ料理に欠かせない大切な食材の一つ、プリックチーファーヘンのお話でした。