空港到着、まずはシャワーで汗を流す

プーケットからの移動の機内で睡眠時間を確保。しかし、暑い1日プーケットで歩き通し、汗もかいたのをどうにかさっぱりしたい!ということで香港国際空港に到着するやいなや向かったのは、無料のシャワーブース。

飛行機を降りるとイミグレーションに向かう人の流れから一人抜け出してシャワーブースへ。中は個室になっていて、扉を開けると手前が脱衣所と洗面台、奥がシャワールームになっています。

一角にタオルなど、バスアメニティを売る自動販売機があり、クレジットカードが使えるのも便利でした。

荷物や着替えを置いて、いざシャワータイム。

中にはシャンプーとボディソープが備え付けてあります。お湯の温度も湯量も申し分なく、とてもさっぱりしました!
早朝の香港、地下鉄開始まで小腹を満たす

すっかり人気がなくなった中、出国手続きを終えて外へ。この時点で朝の5時。地下鉄の案内を見ると、動き出すまでに約1時間ほど時間があります。

朝ごはんは絶対に香港の街の中で食べたい!でもそれを待つにはあまりにもお腹が空きすぎていて、セブンイレブンへ。香港のセブンイレブンは日本同様にホットスナックが充実している様子。とはいえ、がっつり食べたらお腹が満たされてしまうので、コーヒー牛乳とカットロールケーキにしました。

パンを買おうと思ったら日本のメーカーのものだったので、それを避けた結果、甘い×甘いの組み合わせになってしまいました。
荷物預けて身軽に、香港探索開始

ようやく猛烈な飢餓感が収まったところで荷物預かり所へ。香港の空港で荷物を預かってくれる場所で、6時間で84香港ドル(約1,600円)。東南アジア慣れしていると少しお高く感じますが、香港ですからね。

身軽になったところで香港の交通カード「オクトパス(八達通)」を地下鉄のカウンターでゲット。それにしても香港の空港は素晴らしい。

電車乗り場の真後ろが到着ロビーで、一切迷うことなく、たいして歩くことなく電車に乗れる仕組み。これは日本も見習った方がいいね。
2階建てバスで市街地へ

電車に乗ろうかと思ったのですが、キョロキョロしていると市内に向かうバスも充実している様子。しかも乗り場も目と鼻の先。香港のあの2階建てバスに乗ってみたい!という気持ちがムクムクと湧き上がり、あっさり予定変更。香港の市街地まで、バスで向かうことにしました。

私が行きたいのは旺角。乗るべきバスのナンバーをチェックして、いざバス乗り場へ。


A21のバスを発見!中にはスーツケースを置くスペースもあります。市街地まで40分ほどかかるとのことなので、私は2階席へ。料金は乗るときにカードをタッチでOK。降りたい場所が近づいてきたらアナウンスを聞き逃さずに1階に降りて、バス停で下車するだけです。
旺角で念願のお粥を堪能

無事に目的地、旺角に到着!朝ごはんにと思っていたのは、あるビルの3階に入っている「妹記生滾粥品」のお粥です。
📍 妹記生滾粥品


この日の香港は曇り、もう4月になるというのに気温は11度。例年に比べて6~7度も低いらしい。一応長袖のジャケットは羽織っていたものの、まさかここまでの寒さは予想しておらず、とにかく寒い。そんな時に熱々のお粥、最高じゃないですか。


メニューもとにかく豊富。私は魚の切り身が入ったお粥と油條をオーダーしました。

一見すると魚の姿が見えませんが、掬ってみると、はい、いらっしゃいました。調理場も客席の雰囲気も、落ち着く感じで好みです。

肝心のお味は美味しい!お粥ですから、そんなに他と差をつけるのは難しいですが、それでも煮込み具合と塩加減が絶妙で美味でございました。
ローカル市場と調味料探し

同じフロアにはコーヒーショップも。



香港というと高層ビルのイメージですが、こんな雰囲気の市場もまだまだあるのです。外に出ると茶餐廳(チャーチャンテン)がそこかしこに。


香港らしい茶餐廳ならではのメニューがたくさんあって心惹かれますが、あいにくお腹はお粥でいっぱい。また今度ね~と心の中で言いながら次の目的地に向かいます。





地下鉄に乗ってやってきたのは観塘駅。そのほど近くにある「大孖醬園」に来てみたかったのです。調べてみたらこちらのお店、香港に5店舗ほどある様子。でもこの観塘の店舗の周りはいい感じのローカル市場になっていて、歩いていてとにかく楽しい!



肝心の「大孖醬園」店内は、何が何やら分からないほど商品が豊富。醤油と薬膳スープの素(乾物セット)、ドライの食材をいくつか買い込みました。お隣の食堂もローカル感たっぷりでいい雰囲気だし、ここはまた是非再訪したい場所です!
📍 大孖醬園
セントラルでお買い物

続いてはセントラルへ。空港に戻ることも考え、エアポートエクスプレスへのアクセスを考えて、駅近くにあるマークス&スペンサーとシティスーパーに立ち寄りました。




お目当てはそれぞれエコバッグとひらめの粉、バターやお菓子など。手に入ったもの、見つからなかったものそれぞれありますが、結論として大満足で空港へ。


ガラガラの電車に乗り込み、充電ポートのある席を陣取って(これ、全車両にあるわけではないので要チェック)空港へ向かいました。所要時間は24分。
最後の香港グルメと出国

ここまできたら出国手続きを終えてのんびりするに限ります。


荷物を預けて身軽になったところで、出国ゲート内2階のフードコートで蝦雲吞麵(海老ワンタン麺)を食べ、香港グッズを見て回りました(高いので買いませんでしたが)。最後に薬局でお買い物、これを忘れるところでした。
香港トランジットの醍醐味を満喫

わずか8時間のトランジットでしたが、香港の魅力をぎゅっと凝縮して味わえた、濃密で充実した1日でした。限られた時間でもこれだけの体験ができるのは、空港から市内へのアクセスが良く、交通網も整った香港ならでは。短時間でもしっかり楽しめるこの気軽さは、他の都市にはなかなかありません。
しかも短時間ながら、観光地ではない等身大の香港に触れられて、それも楽しかったなー。旺角の路地裏、観塘のローカル市場。高層ビル群とは違う、香港の人々の日常に少しだけお邪魔させてもらった感覚が何より貴重でした。

これにて今回の旅は終了です。プーケットの青い海から始まって、香港の街角で温かいお粥を食す、なんとも贅沢な4日間でした。やっぱり旅って最高だなあ。もうすでに次の旅のことを考えてしまっている自分がいます。