棘はなくても木は育つ。
こちら、2022年2月11日のこぶみかん。2021年に育ったまま冬を超えたところ。柑橘類を育てたことがある方はお分かりかと思いますが、柑橘類の木にはそれはそれは恐ろしく凶暴な棘がびっしり生えているのです。この棘で年に何度痛い思いをしたことか。
で、調べてみるとこの棘、切ってしまっても問題なく木は育ちそう。ということで、剪定ついでに思い切ってこの棘をすべて取ってしまうところから、2022年のこぶみかん育成はスタートしました。
枝も棘もばっさり。
かなりさっぱりしました。枝の長さや高さよりも、たくさん葉をつけてほしいのですが、さてどうなることやら。
3月1日、春枝出てきました。
剪定してからおよそ3週間。月が替わるころになって、2022年の春枝となる芽がたくさん出てきました!
このこぶみかんは芽が出てからの成長が異様に早く、発芽して5日後にはもうこの状態です。数えてみたところ10以上新芽が出ていました。
3月13日。
1週間後の3月20日。新芽が出て3週間でここまで育ったわけですが、たくさん出ていた芽が全部育ったかというとそうではなく、こぶみかん自身が伸ばす枝を選んで、多すぎる芽は自然に落ちるということがわかりました。
これは2022年に初めて発見したことでした。
6月、夏枝の芽出現。
6月5日。ふとこぶみかんの木に目をやると、夏枝となる芽が出ていました。これはおそらく1週間ほどは経っているかと思います。
夏枝は6月12日でこの状態。しかしながら春にたくさん芽を出したせいか、夏枝は思っていたよりも数が少なかったです。しかも梅雨時期でお天気が気に入らないのか夏ほど成長の勢いも感じられませんでした。
8月、秋枝出現。暑い国の木だけに育つ育つ。
そして8月に入ってすぐ、2022年ラストとなる秋枝の芽が出始めました。季節は夏真っ盛り!常夏の国原産なだけに、成長が期待されます。
芽が出て1週間後。
こちらは8月11日に真上から撮影してみた図。赤い点線は2月に切り返し剪定を行った部分。だいぶ大きくなりました!がひとつ気になることが。
お天気も良いし、生育環境も悪くないはずなのに、葉っぱの色と形がどうにもおかしいのです。さらに日に当たれば濃い緑色になるのかな…と悩みながら夏を超えました。
10月になっても葉が黄緑色問題。
こちら、2022年10月4日のこぶみかんさん。結局いくら日に当たっても葉が濃い緑になることはありませんでした。
調べてみると、植木鉢が小さすぎて根詰まりを起こし、十分に栄養がいきわたっていないのではないか疑惑が。
そこで、近所の園芸店に出かけて相談し、大きな鉢に植え替えを行いました。
植え替えの時期に迷ったけれど、10月でも良さそうなのでやってみた。
植え替えに必要な材料は、近所の園芸店とAmazonにて揃えました。この土が14リットルあって重い!車も自転車も持たない身ゆえ、配送してもらいました。
早速、あれこれ調べて手に入れた情報を元に、植え替えです。
まずは鉢底意石を敷いて…
こぶみかんを元の植木鉢から取り出し、
根をほぐして余分な絡まった余分な根を取り除きます。
新しい鉢に入れ、土を入れて棒をグシグシさして不要な隙間をなくします。
最後に水をたっぷりあげれば完成。ちょっと一気に鉢を大きくしすぎたかな…と心配です。鉢が大きすぎて木の成長の方向性が根を張るほうに向かってしまう可能性があるのですが、もう済んでしまったことは仕方ない。ここまできたら静かに、2023年の成長を見守ろうと思います。
2023年はできれば高さは控えめに、多くの枝を伸ばした形に持っていきたいくのが希望です。
今回の植え替えにて使用したものたち↓