美しいカレーを求めて関内へ遠征。
インスタに投稿される美しいカレー写真の数々を見て、いつか行ってみたい!と思っていた「丸祇羅(マルマサラ)」さん。ようやく、ようやくお邪魔することができました。
ビルの入り口から店舗のある3階まで続く狭い階段。店内はその階段とは打って変わって広々。しかも店の作りが個性的でおしゃれ。BGMはなぜかセミの鳴き声。すりガラスを抜けて柔らかになった日差しも、お店の雰囲気とすごく合っています。
半分オープン…のようなキッチン。少しだけですが、シェフの手元の動きを見ることもできます。人が作業をしている光景を見るのって、なんでこんなに楽しいんだろう。
見よ、この美しきカレーを。
こちらが私が訪問した日のプレート。すごく量が多そうに見えますが、このお皿、実は深さがないので割とすんなり完食できます。
メニューはこれ一択。そこにトッピングとして2種類のおかずと日替わりカレーが1種類用意されています。
インスタを見てずっと食べたいと思っていた桃チキン。さらさらとしたピリ辛のチキンカレー、その中に隠れた甘酸っぱいシャキシャキ食感の桃。カレーにフルーツ、やっぱりいい。タイ料理ではブドウ入りのレッドカレーをたまに作りますが、インドっぽいカレーやスパイスカレーにもフルーツ、ありですね。
こちらはトッピングとして追加した「スパイス味玉」。スパイスソースの風味はもちろん、茹で加減が絶妙。黄身の柔らかさがかなり好きな感じでした。
奥のキーマはまずまずのピリ辛具合。何より後味…というか、残り香が個性的。爽やかな鼻に抜けるような香り、花椒ともまた違う。あれ、なにかしら。ともあれ美味しいことは確か。それと対照的にパリップはすごく控え目な味。このコントラストというか、バランス、お見事です。
正統派のインドカレー、特に南インドのかなり辛めのカレーやいわゆるスパイスをこれでもか!ってなぐらい使った刺激強めのカレーがお好きな方には物足りないかもしれませんが、私はとっても気に入りました。一つ一つ食べても美味しいし、どれかとどれかを組み合わせても良い感じだし、全部混ぜても美味しい。
もう少し寒くなったら、また違ったマルマサラさんの味をいただきに再訪しようと思います。