美味しいイサーン料理が食べたくて、いざ「クァクンティム」へ。
以前からインスタのアカウントをフォローしていて、本格的なイサーン料理を提供すべく、タイ野菜を自家栽培していたり、その調理動画をアップしていたりと興味津々だった「クァクンティム」。
この度、東南アジア好き&タイ料理好きな皆さんと一緒に、念願叶ってお邪魔することができました!
まずは本格的な「チムチュム」を堪能。
諸事情あって入店時間を予約よりも1時間ほど早めて入店することをその少し前に連絡したにも関わらず、お店に入ると予約していた「チムチュム」が、すでにセッティングされていました。
タイの土鍋「モーディン」の中には、ハーブを煮込んでその香りを抽出したたっぷりのスープが入っています。
そしてモツあれこれ。もちろん山盛りのお野菜、ハーブ類も別の大皿にたーんと用意されていました。
タイ料理の鍋といえば、タレが肝なわけですが、お店オリジナルのチムチュム用タレがまぁ美味しいのなんのって。あまりに美味しすぎて「何が入っているんだろう」と考える間もなく鍋完食。
もちろん締めはごはんにたっぷりスープを吸わせていただきました。したところ、このスープが絶品。野菜の甘味と肉のうまみが口いっぱいに広がって、テーブルを囲んだ4人が揃って感動!
本場タイではやらないと聞きますが、この締めのおじや、タイの方にもぜひ試していただきたいなぁ。
人気の裏メニュー「コイヌア」、肉好きならぜひ食べて欲しい!
そう、こうやってね。週に何度かこの「コイヌア」がアップされるわけですよ。これがまあ美味しそうで。「要予約」ということなので、今回の幹事様にお願いして、予約していただきました。そうして出てきたのがこちら。
一見すると味が濃そう&激しく辛そうですが、全くそんなことはありません。
これをたっぷりのハーブと一緒に口に入れると、得も言われぬうまさなのです。お肉の旨味にハーブの香りとスパイスの風味、カオクアポン(炒り米粉)の香ばしさが相まって最高。特にパクチーラーオ(ディル)が良く合います。
うー、どうにかしてこの料理のレシピを入手できないものか。。。
「マンギャオ」が気になってオーダーしたソムタム。
そしてこちらも事前に予約しておいた「マンギャオ・ソムタム」。
「マンギャオ」はタイ語ですが、フィリピンあたりでは「シンカマス」という名で食される、メキシコ原産のマメ科の植物だそう。ちなみに、そのメキシコでは「ヒカマ」、日本語では 地上に伸びる蔓などの様子が葛と似ていることから 「葛イモ」と呼ばれているのだそうです。
はじめましてのこちらのお野菜、ほんのり甘く食感はまるで梨のよう。癖がなくて、いろいろな料理に加えて楽しめそうです。とにかく歯触りがよく、かなり辛い味付け、そしてイサーン料理ならではのプラーラの風味をまとったソムタムでしたが、このさっぱりとしたマンギャオでそれらが中和され、いいバランス。こちらもあっという間に完食です。
ちなみにこの「マンギャオ」がタイでどのように食されているか気になる方は「ส้มตำมันแกว 」で検索してみてくださいませ。
まだ行ける!と麺も二杯オーダーしました。
クリアスープの麺もありましたが、参加者一同で協議の結果、今回は上の麺をお願いしました。口にしてみると八角の香りがする、中華系の甘辛味。これはこれで美味しいけれど、お腹がわりといっぱいなのでもう少しさっぱり食べたいな。
ときたら欠かせないのがタイで麺料理を食す際に欠かせない調味料4点セット「クルワンプルン」。もちろん欲しかったのはお酢。ですが、ぱっと見「酢」と分かるものがない。砂糖、ナンプラー、プリックポン以外のものが「お酢」だから…と見ていくと、どうもこれらしい…というアイテム発見。それがこちら。
恐る恐るなめてみるとスパイスの複雑な香りの中にたしかに感じる柔らかな酸味。そしてこれが美味しいのです!麺にたっぷりかけていただくともうその手が止まりません。
先の得体のしれない酸っぱい調味料があればもう一杯は行けるね!とアヒル肉と豚の〇のカタマリがトッピングされた麺も注文。
これらの具がまた旨かった!注文して正解!最後の最後まで初めて食べる味、しかも美味しいタイ料理を満喫できた幸せな夜でした。
お願いしたら作ってくれた「チムチュムのタレ」と「謎の酸っぱい調味料」、「マンギャオ」をお土産に購入。
「チムチュムのタレ美味しかったね。」「麺にかけたあの酸っぱい調味料もおうちで食べられたら嬉しいよね」
ダメもとで聞いてみたら「作る人に聞いてみるよ」とご主人。ほどなくして「できたよ。」と持ってきてくれたのがこちら。でっかい容器二つ。すごすぎる!これを一人で…では多過ぎるので、ビニール袋をいただきまして4人で仲良く分けました。で、こんな感じでお土産に。
タイ料理教室でマスターした屋台結びの技術が役立ちました。それから「マンギャオ」もぜひ自宅で何か作って食べてみたい!とお願いしたところ、そちらも快く分けてくださいました。
写真を撮り忘れてしまったのですが、こちらのマンギャオがトッピングされたサラダも無料で出していただいたんでした、そういえば。
とにかくサービス精神旺盛で、美味しいイサーン料理を食べてほしい!という気持ちがひしひしと伝わってくる「クァクンティム」さん。タイ料理好きな方にぜひ一度訪問して欲しいタイ料理レストランです。