安くてうまい!「アルーンライ」で晩ごはん。
時は夕暮れ、夕飯時。この日は何度か前を通りかかり、気になっていた食堂に入ってみることにしました。
ターペー門近く、お濠外側の道路沿いにある「アルーンライ」です。
店内の左手には料理の入ったバットがいくつか並んでいて、そこでもぶっかけ飯的なものをお願いできそうなのですが、基本、席に案内されるとメニューを手渡され、その中から選んで注文します。
日が落ちて、しだいに闇に包まれていく外の景色を眺める。いい時間。
さて、現実に戻りまして、気付けばこの日、お昼ご飯を食べていませんでした。ということで、思い切って鶏肉のフライとソムタムタイを注文。
このフライがシンプルにうまい。
酢漬けニンニクが入っていると思われるスイートチリソースをつけると尚うまし。
本場で食べるソムタムタイは辛いんだろうなぁ…と覚悟していたのですが、あまりにマイルドで拍子抜け。外国からのお客さんが多いから、でしょうか。こちら、味付けのバランスが非常によく、箸が進む進む。なによりフレッシュなささげの美味しいこと!
食べ切れるか…などと心配したのはほんの一瞬。めでたく完食です。
お腹パツパツ、そうだ、街へ出よう!
いくら昼抜きだったとはいえども、かなり食べたのでお腹はパツンパツン。これは動かなければ!と夜のチェンマイ、旧市街を歩いてみることにしました。
旧市街の中に、いくつか非常に賑わっているお店がありましたが、みると観光客がほとんど。地元民が好んで利用するようなお店は見つけられなかったな。
ライトアップされた、3人の像。
地図を見て、「ああこれか。」と一人頷く。その向かい、郷土史博物館に目をやると…
クリスマスと新年が混然一体となっています。そうそう。チェンマイはどこに行ってもまだクリスマスツリーが飾ってありました。26日にはもうツリーが姿を消す日本とは大違いです。こうして一緒に楽しんだっていいのにな。
夜のワット、イチオシは「ワットパンタオ」!
ここまで来る途中にも、いくつかライトアップされたワットがあったことに気付きました。ここからはワット巡りです。
まずやってきたのが「ワットプラシン」。
暗がりに佇む黒猫ちゃん発見。チェンマイは黒猫率が高いような気がします。昼間も何度か見たし、ホテルの看板猫も黒猫ちゃん。みんな親戚かしら。
そして、大変清潔なトイレ発見。これ、旅において非常に重要な情報ですのでシェアさせていただきました。入るにあたってはこの写真を撮っている位置に用意されたスリッパに履き替えます。利用料はかかりませんが、出入り口に募金箱がありますので、気持ちをここへどうぞ。
他にもいくつかのワットを見て回ったのですが、中でも素敵だったのがこちら。
「ワットパンタオ」です。
「ワットチェディルアン」のすぐ隣にある小さなお寺。
なのですが、奥の光に引き寄せられて、入ってみることにしました。
大きな木に飾られたライト、黄金色に輝く仏像、そしてそれが映る池。
あまりにも美しい目の前の絵に思わず見入ってしまいました。そして、今回の旅と、ここに至るまでの様々な巡りあわせに感謝したい気持ちでいっぱいになり、そのお礼を伝えるべくお参り。2020年、滑り出し最高です!
(つづく)