思い立って金沢
2年前に訪れた金沢。その頃からすでに料理好きではあったものの、まだタイ料理と出会う前。ここにきて突如「加賀野菜でタイ料理を作りたいな。」との思いに駆られ、0泊3日、長距離バスを利用して金沢へ「滞在時間14時間」という弾丸旅行を決行して参りました。とはいえ、金沢の美味しい物もしっかりいただき、加賀野菜もしっかりお買い物。充実した14時間の模様をサラッとお届けします。
朝食はやっぱり「ひらみぱん」
前回訪問し、すっかり気に入った「ひらみぱん」。今回は開店と同時にお邪魔しました。
平日の朝一な上にこのご時世、先客は1組のみ。ゆったりとした時間の流れる店内。もうこの空間にいるだけで癒やされます。
注文したのはキッシュプレートと季節のスープ。この日はキノコのポタージュでした。パンもスープも、そして新鮮なお野菜をふんだんに使ったサラダもやっぱり美味しい。
店頭では焼きたてパンも販売しているので、そのパンとスープやドリンクを組み合わせていただくこともできるようです。
セットのドリンクは珍しく紅茶を。カップを持ち上げるとソーサーには幸せがひとかけら。こういうの、ほんと好き。
近江町市場で勝手にタイ料理。
その後は金沢城址や兼六園をお散歩。美術館や博物館も回り、満足したところでこの日のメイン、近江町市場へ。
ここでどうしてもやりたかったことが。近江町市場の鮮魚店の中には店頭で海老や牡蠣などをその場で剥いて、食べさせてくれるお店がいくつかあります。お目当ては「ボタンエビ」と「ガスエビ」だったのですが、残念ながら「ガスエビ」はなし。仕方ない、そこは牡蠣で。
この新鮮な海老・牡蠣をどうしてもタイ風にいただきたく、自宅にてタレー(海鮮)用のナムチムを作り、東京より持参しておりました。
それを大ぶりな牡蠣(これでも上から2番目のサイズ)にたっぷりかけていただきました!牡蠣がもうミルキーすぎて、プリッキーヌの辛味をも消してしまうというすごさ。それにしても旨い!思わずもう一つ追加注文しそうになってしまいましたがそこは我慢。
先の鮮魚店で我慢した分は、ランチの回転寿司でチャージ。日本海で水揚げされた海老三種、ノドグロの炙り、同じくノドグロのアラ汁、美味しかったなー。
その後は近江町市場の八百屋さん巡り。親切なオネエサンが切り盛りするお店で加賀野菜を中心にたっぷりお買い物しました。もうこの時点で旅の目標達成。残り時間は気ままに街歩きです。
ひがし茶屋街に移動して、散策しながら町並みを楽しみ、不室屋さんでひとやすみ。その後は九谷焼のお店で素敵な器を見せていただいたり、薬局に飛び込んで胃薬を買ったり、お土産屋さんにてあれこれ物色したりと楽しい時間を過ごしました。
夜は絶対「金沢おでん」と決めていた。いざ「赤玉本店」!
金沢にはご当地おでんがあると知ったのは前回の旅の際。その「金沢おでん」をいただける人気店の一つ、「金澤おでん赤玉本店」さんに飛び込みで行ってみました。
まだ夕方6時前ということもあり、予約なしでしたがカウンター席にすぐに通していただくことができました。
金沢おでんにはその具材に特徴があるのですが、その一つが車麩とバイ貝。関西風のあっさりとしたおだしが染みて美味しい!
それから奥に見える渦巻きかまぼこ「赤巻」も金沢おでんならではの具材のようです。あー、美味しかった。おでんの他に「牛すじ」の煮込みも人気メニューだそうですが、すでに胃の調子がイマイチで、気合いで食べるにはこれが限界でした。なんでこんなときに限って胃なんか痛くなるかな。
旅の締めくくりは金沢駅2階のスーパーがおすすめ!
海外でも日本でも旅行の楽しみの一つが現地のスーパー巡り。今回も何店舗か覗いてみましたが、品揃えが一番気に入ったのがこちら、金沢駅2階にある「100番マート」です。
地元の方の利用も多いと見えて、野菜、肉、魚などの生鮮食品もしっかりある上に、観光客を意識した北陸産のお菓子、レトルト食品、乾物なども多数置かれています。今回、加賀野菜以外のお土産はこちらですべて購入。
たった1日ではありましたが、お目当てのものも買えたし、金沢観光も楽しめたし、美味しい物もたらふく食べたし、本当に良き旅だったな。しかも今回かかった交通費は6000円。移動時間は新幹線の倍とはいえ、寝てる間に着いちゃうし(乗り物で爆睡するのが特技の一つ)、安いし、イマドキのバスは座席が快適!また来月行っても良いぐらいです。