コインランドリーから始まる1日
早朝6時。私の旅には欠かせないコインランドリーにやってまいりました。マレーシアでも出した洗濯物を洗って乾かして畳んで…までやってくれるところもあるにはあるんですが、どうにも口コミがよろしくない。
ということでやはりマレーシアでも自分で洗うことにしました。やってきたのは朝の6時。するとちょうどアザーンが聞こえてきました。
洗濯機が回る音と共に聞こえてくるアザーンの神秘的な響き。加えて突然降り始めたスコール。なんと心地よい非日常感。早起きは三文の徳、まさに、です。
朝ごはんは「ロティチャナイ」と心に決めていました
洗濯を終え、次に向かったのはすっごくローカルなインド料理店。お客さんに観光客的な人は誰もいません。皆それぞれに好みのものを食べている様子ですが、一番人気は「ロティチャナイ」と「テ・タリック」という甘いミルクティーの組合わせ。ということで、私も迷わずそれにしてみました。
焼きたてをカレーに浸して食べるロティチャナイ、とても美味しい。好みど真ん中。いやむしろこれ、嫌いな人いないと思う。あまりの美味しさにもう一枚追加しようかと一瞬迷ったほど。お値段もたしか5リンギットほど。これいいなぁ。日本でも食べられるところがないか、探してみよう。
雨なので予定変更。「電車でGO!」って昔あったな。
マレーシアの8月は乾季にあたり、1年の中でも雨の少ない時期になります。とはいえ雨の日がないわけではありません。この日もしかり。
ということで当初の予定を変更して、電車に乗って移動できるところに行ってみることにしました。
マレーシアは「イオン」が強い!
遠くに見えるオレンジの看板、こちらがこの日急遽決定した目的地、イオンモールです。
隣国タイでは「Big C」や「テスコロータス」など地元チェーンが競い合う中、日系スーパー「マックスバリュー」が健闘中…といったところですが、 マレーシアではイオンが圧倒的な存在感を放っていて、庶民の生活に深く根付いています。
さて、そのマレーシアでのお買い物ですが、シンガポールはもちろんタイと比べても物価が安い印象で、何を買ってもお得感があります。まずは野菜売り場。
上の写真はテンペですね。テンペは大豆を発酵させたインドネシア生まれの伝統食。東南アジアで広く親しまれていて、調べるとタイでも炒め物やスープ、サラダなど、様々な料理に使われているっていうけれど、あんまり見たことないな。
栄養価が高いだけではなく独特の風味と食感が魅力で、一度食べたらクセになる人も多いとか。健康に気を遣わなければならないお年頃の自分、これから積極的に食べてみようかな。でも日本で買ったら結構なお値段がしそう。
中華系の人も多いマレーシアだけにお醤油も豊富。
こちら、パッケージが可愛いごま油。おー、これはなかなかのお値段。
マレー料理ではココナッツミルクも良く使うので、種類も豊富。そして当然のことながらタイとは違うブランド。
マレーシアでも「魚×トマト」缶は人気。
卵のお値段は日本と変わらず。むしろ他のものが安いことを考えれば高いのか。
中身は完全にインド系のお料理なのに、プチトマトが梅干的な感じで載せてあるビリヤニ弁当。いいね。
マレーシアはスパイス天国
イオン内にて特にテンションが上がった場所がこちら。スパイス売り場です。その豊富さと安さにびっくり。このディスプレイもかわいい。お値段が見えにくいのですが、いずれも1袋1~2リンギット(30~60円)ほど。
マレーシアではさまざまな民族料理が作られますが、その際スパイスが欠かせないものがたくさんあります。また豊かな気候と肥沃な土壌はスパイス栽培に最適で、現地で新鮮に収穫されるため、品質が高く手頃な価格で手に入るんだとか。うらやましい!
フードコートで食べた酸っぱいラクサが美味でした
店内をウロウロしているうちにランチタイムになりったので、フードコートでお昼ごはんを食べることにしました。迷った挙句選んだのがこちらのラクサ。
「アッサムラクサ」というのですが、独特の酸味があり、それがまた食欲をそそります。複雑なスパイスの香りとお魚の風味が幾重にも重なって口の中に広がり「これはおいしい」と感動。この味、日本でも食べたいな。
2階の日用品売り場ももれなくチェック
ラクサでお腹を満たしたところで2階の日用品売り場もチェック。マレーシアのフライパンは両手付が主流らしい。
包装紙の色・柄が華やか。
絵本に書かれた女の子もしっかりヒジャブ被ってます。さすがムスリムの国。
実はここで結構な食材を購入したので、持ち帰り用にこちらのエコバックを買いました。マレーシアのサッカー代表チーム 「Harimau Malaya(ハリマウ・マラヤ)」 とのコラボみたいです。
その土地の文化と食生活がギュッととつまった海外のスーパー。見たこともない食材や、思わず手を止めてしまうようなユニークな商品がたくさん並んでいて、行くたびに新しい発見があるからどこの国に行ってもついつい通っちゃうんですが、マレーシアのイオンも、もれなく楽しかったです。