癖あり!だけれど極簡単で美味しいタイ南部のスープ「トムガティクンソット」
先日、サトー豆とエビの炒め物について書きましたが、その「サトー豆×エビ」の組み合わせはおいしいスープにもなります。それがこちらのトムガティクンソット(ต้มกะทิกุ้งสด)です。
臭いサトー豆に、これまた臭い「チャオム(ชะอม)」という野菜を組み合わせたたタイ南部のお料理。
これはタイ料理に慣れていないと美味しいとは思えないだろう一品です、おそらく。
こちらの「チャオム」なる野菜はアカシアの木の新芽です。新芽だから柔らかいか…と思いきや、こちら、野生動物の捕食から身を守るためか、細かいとげがびっしり生えているのですよ。そして臭いという二重苦を背負った、マニアックな部類に入るタイ野菜です。
トムガティクンソット(ต้มกะทิกุ้งสด)の材料と作り方
材料は上の通り。右のトレイがスープの材料で、左のトレイが具材たち。
作り方はとても簡単。お鍋に水とココナッツミルクを沸かしたら、ちゃんと火を通したほうが良いものを放り込んで数分煮込み、その後調味料、最後に残りの具を加えてひと煮たちしたら完成、といった具合。
この時は姫竹の水煮を使いましたが、旬の茹で立ての筍を使うと抜群においしいです。ということで、筍がおいしい季節になると必ず作るタイ料理でもあります。
トムガティクンソット(ต้มกะทิกุ้งสด)定食
このスープを作ったとある日の家ランチ。スープが簡単なので、もう一品もせっかくだから手を抜いちゃおう!とタコの唐揚げを買ってきまして、
フルーツと一緒にヤム(タイ式和え物)にしました。こちらはyukko先生のレシピで。
タイ人の方がこのお料理について紹介したページを見ていたところ、筍は材料に含まれていないものの、「筍がおいしい季節にはぜひ筍も加えましょう!」との説明が書き添えられているものをいくつか見つけました。
やはりこのスープ、筍がおいしい季節に作って正解のようです。