スルタンモスクの静寂に包まれて、頭痛治りました。
前日の激しい痛みは治まったものの、スクートの中で食べたトレジャーライスを最後に水以外口にしていないし、ずっと真っ暗な世界に引きこもっていたためちょっとクラクラ。若干の不安を抱えつつも「動いているうちに元気になる(はず)」と思い切って外に出てみました。
やってきたのはこちら。 カンポン・グラム地区にあるサルタンモスク。その金色のドームの美しさはまさに圧巻。雰囲気のある街並みもこのモスクの魅力を引き立てていて、ついつい写真をいっぱい撮りたくなります。
ところが、いざ中に足を踏み入れると、外の賑やかさが嘘のように静寂が広がっています。この静謐な雰囲気が病み上がりの体に沁みる沁みる。
今回、ラッキーなことにシンガポールに住んでいる友達が、現地のイスラム教徒のお知り合いを紹介してくれて、モスクのことをいろいろ教えてもらえました。
イスラム教では1日に5回「サラート」と呼ばれるお祈りの時間がある、ということは知っていて、大変そうだな…と正直思っていました。ただ、現代の生活ではどうしても都合がつかない時もあるそうで、その場合は少し時間を調整して祈ってもいいんですって。 意外と柔軟。
ここでの癒し時間ですっかり元気になり一安心。よかったよー(涙)。
シンガポールの魅惑的な飲み物「テータリック(Teh Tarik)」
タイティーを彷彿とさせる甘いミルクティー、テータリック。この飲み物はシンガポールだけでなく隣国マレーシアでも好まれているとのこと。紅茶の深い味わいとクリーミーなミルクが絶妙に絡み合い、一口飲むごとに幸せが広がります。 カロリー高いんだろうなとの思いがかすめはしても、ついつい飲んじゃう悪魔的な美味しさ。って、丸一日飲まず食わずの直後に口にするものでもない気はしますが、何かあったら支えてくれる友が隣にいる心強さも手伝って、「イケる!」と踏んで注文しました。
テータリックの特徴はその注ぎ方にあって、高い位置からカップに移す際のパフォーマンスが、飲み物に空気を含ませて泡立ち、クリーミーで滑らかな口当たりを作るんだとか。このお店の店員さんもやってたかな…どうだったかな。記憶にない当たり、やはりまだ病みから上がり切っていなかったと思われます。
リトルインディアの魅力的な市場
サルタンモスクを後にし、最寄りのブギス駅から地下鉄に乗り向かったのはリトルインディアにある「テッカセンター」。たった一駅の移動なのであっという間に到着。
どこの国でも市場は楽しい。並ぶ野菜や魚は新鮮そのもの。ここは観光客よりも地元の人が多く利用している印象です。
色とりどりの食材やスパイスがずらり。この景色、大好き。
そしてこの市場で一番楽しみにしていたのはこちらのスパイス屋さん。メインの食材を言うと、それに合ったミックススパイスを調合してくれるんです。
今回は定番のチキンカレー用のスパイスをオーダー。作り方も聞いたので、日本に帰ったら作ってみるのが楽しみです。
テッカセンターの2階は衣料品店がずらりと並んでいます。私もいつか1着誂えてみたいな。
シンガポールを再訪する際にはぜひまた行きたい場所の一つです。