かなりのパワーを秘めたタイハーブ、「ガチャイ」。
こちらは火星人…ではなく、ショウガ科に属する植物でタイでは「 กระชาย (ガチャイ)」と呼ばれます。
日本語では「 オオバンガジュツ 」などと呼ばれることもあるようですが、それも漢方や生薬の世界で用いられる程度で、一般にはほとんど知られていないかと思います。タイ語で検索して、ようやく様々な情報に触れることができる、といった感じです。
タイ料理では魚や肉の臭み消しとして使われることが多いガチャイですが、漢方や生薬の世界では 美容・健康に有用な機能性のある植物として知られているようで、様々な効果が記されているのを見ました。え、そんなに良いなら毎日食べちゃおうかな♪と思ったほど。なかなか優秀な食材のようです。
タイ料理におけるガチャイの使い方。
ガチャイが使われるタイ料理としてまず思いつくのが「パッチャー○○」という炒め物。
この「パッチャー」、メイン食材として魚介類が使われるのですが、どうやらガチャイはその臭み消しとして加えるようです。
ナムプラーラーが入った煮物にももちろんガチャイが入ります。しかもたっぷりと。それから、タイカレーのペースト各種にもこのガチャイは入っています。そう考えると、このガチャイ、私たちはどうも知らぬ間に口にしているようです。