インド亜大陸食堂酒場「Kalpasi」で味わう自由で壮大なひと皿。

予約必須、なれどそのタイミングを逸してしまったり、希望する日に予約できなかったり…とこれまでなかなかご縁がなかった「カルパシ」さんにようやく、ようやくお邪魔することができました。

千歳船橋にある「破天荒」なカレーのお店。

見出しの「破天荒」の文字を見て、「失礼な!」と思われたカルパシファンの皆さま、誤解のなきよう書き添えておきますが、ここでは「破天荒」を本来の「今まで誰も成し得なかったことを行うこと」意味で用いております。この日のメニューは「Freestyle‐Thali」。「自由」を超えて新しいカレー、新しい世界、そして完全なる美味しさを体験させていただきました。アッパレ!カルパシさん!

Kalupasiの営業日と予約方法

カレー好きな方、何度も通われている方ならご存知かと思いますが、カルパシさんは完全予約制。火曜日から金曜日は夜だけ、18時30分からの①の回と、20時40分からの②の回、2部制でオープンしています。土曜日はランチ営業をすることもあり、です。その予約を前週の金曜日、22時からLINEで受付開始、たいていは即満席となるのですが、なんと!今回は初回予約で埋まらなかった席があり、そこに飛び込みで入ることができた次第です。

「Freestyle‐Thali」でカルパシを堪能!

揚げカリフラワーの印度中華風グレイヴィ和え

カルパシさんでは週ごとに変わるコース料理が全員一律に提供されます。今週はフリースタイルターリー!ということで和洋中印折衷のお料理がプレートに並びました。

こちらが2019年10月15日からの「フリースタイル・ターリー」

トップの画像にある前菜と食後のデザートを含めて全10種類。そのどれもが個性的で、その上、五原味のバランスが「ここしかない!」というところにばっちりはまっていて、「美味しいってこういうことか…」とおおらかな味覚(←かなり前向きな表現)の持ち主である私がそれに気づき感動したほど。

海老と大根の酢漬けのグリーンチリカレーは後引く辛さ。
右、黒胡椒を効かせた南インド風カリー。
左、豆と春菊のスープ。これが癖になる味!
なんと!醤油ベースの和風カリー。
上、焼きナスのマッシュ。右、洋ナシのお漬物。下、鳴門金時のココナッツ炒め蒸し。
この鳴門金時のココナッツ炒め蒸しは早速次週、真似っこします!
大人味のミルクアイスはバーボン入り!

1ドリンクは季節の「シャインマスカットラッシー」がおすすめ!

カルパシさんはワンドリンク制なので、初めに好みの飲み物を1つ注文します。ノンアル党代表のワタクシは季節のものと思われる「シャインマスカットラッシー」をお願いしました。まろやかなラッシーの中に沈むキンキンに冷えたシャインマスカット(変換したら「社員増すカット」ときた。私の日常が垣間見えます。)の旨きことこの上なし。これまた「家でも作るんだ!」と鼻息を荒くしております。

この日2番乗りで入店&1名利用のため案内されたのはカウンター席。食事の後はご店主さんや隣り合わせたお客さんと台風のことやこの日のお料理のことなど楽しく語らい、締めにカルパシさんのオリジナルだというチャイを追加でお願いし、すっかり長居してしまいました。

カルパシさんなので「カルパシ」を見せていただく。

いろいろお話した挙句、最後にご店主の黒澤さんにお願いして、未だ実物を見たことがなかった「カルパシ」を見せていただきました。これ、菌類なんですって。こうなるとこれを使ったお料理も食べてみたくなる!初めてのお店、しかも完全予約制で人気店ともなると、自分の中で勝手に敷居を高く設定してしまいがちですが、カルパシさん、初めての訪問者にも一人客にもとってもやさしいお店です。これははまるわー。これからお料理の勉強も兼ね、月一を目標に通おうと思います。まずは予約予約。