肉は叩いてこそ美味いのだ。
「○○ガパオライス」、こちらのタイ料理は日本でもすっかり定着していますよね。あの甘辛い味がごはんとよく合うし、お弁当にもぴったりなので私もよく作ります。しかし。それをひき肉で作っているそこのあなた。それはかなり勿体ない。肉は叩いてなんぼ。叩くことで生まれる肉の大きさ、不揃い感こそが美味しさのポイントなのです。
ブランド名がなぜ「KIWI」なのかということはさておき、このメーカーのものに限らず、タイのキッチン用品売り場にいけばどこにでも置いてあるのがこのたたき包丁です。しかもこれがめちゃくちゃ安い。およそ100バーツから150バーツほど。(ちなみにバンコクで一番安かったのはこの記事にあるお店でした。)
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使い方は説明するまでもないと思いますが、
この鶏むね肉をまずは大きめのさいの目に切り、
あとは1・2分、好みの粗さになるまで叩くだけ。
「これぐらいのことで、味が変わるの?」と疑われる方も多いかと思います。実際に私も当初は「たたいた肉を使っても、ひき肉を使ってもそう変わらないでしょう。」ぐらいに思っていました。で、このたたいた肉で作った炒めものを食べた後に、(たたく作業が面倒で)ひき肉を使ってみたところ、食感があまりにも違うのでびっくり。そして直後に1枚肉を買ってきてたたくんだった…と猛烈に後悔したのでした。つまり。それぐらい美味しさが違います!
せっかくだから、鶏ガパオライス作ります。
今日の鶏ガパオライスの材料
- 鶏むね肉1枚(たたき済み)
- 好みの野菜(インゲン、ベビーコーン、にんじん、各小さめにカット)
- にんにく&プリッキーヌ(みじん切り)
- ガパオの葉
- 調味料(ナンプラー、オイスターソース、砂糖)
以上です。野菜にはピーマンを入れるべきところ…なのですが、冷蔵庫の在庫の都合により、今日は上記3品を使用しています。
作り方(写真でコマ送り)
「○○ガパオライス」の「○○」はこだわり。
さて、今回の記事を書くにあたって、「ガパオライス」ではなく「○○ガパオライス」としたのは小さなこだわりです。そもそも「ガパオ」は葉っぱなので、「ガパオライス」では「葉っぱ飯」ってことになっちゃって、非常におかしな話。
例えば今日作った「鶏肉のガパオライス」もタイ語では「ガイ・パット・ガパオ・ラート・カオ」などと言います。直訳すると「鶏・炒め・ガパオ・上に・ごはん」ってな感じです。こちら、鶏肉はもちろん、豚肉や魚介類を使っても美味しいお料理。
そんなわけでぜひ、メイン食材を頭に付けて「○○のガパオライス」と呼んであげてくださいね。
以上、タイのたたき包丁のお話でした。(話それまくったけど)