念願の白い石臼、ついに手に入れました。【11日目②】

アンシラーの白い石臼を求めて「ครกหินอ่างศิลา(クロックヒン アンシラー)」へ!

アンシラー市場を満喫した後は、いよいよ今回の旅の最重要ミッション!オフホワイトの石臼探しへ。Mちゃんママの運転で「ครกหินอ่างศิลา(クロックヒン アンシラー)」へ。

この界隈に並ぶ石臼専門店の一つです。

アンシラー産の白い石は何世紀にも渡り地元の人々に大切にされ、石臼の素材として特別な存在。なんでも海の影響を受けた形成過程により、研磨性と耐久性に優れ、食材の風味を引き出すのに最適な硬度を持つ、まさに理想的な素材なんだとか。近年は採取が難しくなり希少価値が高まっているとのこと。

お店には大小様々な石臼が並んでいて、見ているだけでワクワク!私は耳が二つついた伝統的なスタイルの石臼を吟味。

機内持ち込みにするつもりだったので、重さも重要なポイント。お店の人がとても親切で、お店の奥から秤を持ってきてくれたり、石臼選びにあたってもいろいろアドバイスをくれました。

それでもどれにしようか迷っていると、Mちゃんママが「これ、いいんじゃない?」とすすめてくれた石臼がとても良い感じ。サークを手にした時の感じも重さも理想的!しかもMちゃんママがお店の人とやり取りしてくれて、お値引きもしてもらっちゃいました。

購入する石臼を決めて梱包を待っていると、作業をしているお店の人から「なぜ日本人はオフホワイトの石臼ばかり買っていくのか」と聞かれました。「ここに来る人はタイ料理が好きで、きっともう石臼を持ってる。いろいろ調べてアンシラーの白い石臼が特別だって知って、わざわざ買いに来るんじゃないかな?」と答えてみました。実際、私もそうだったので。長年の夢が叶って、本当に嬉しいの極みです。

手作りガピのお店「คุณเต้ย(クンテゥイ)」でMちゃんママも思わずお買い上げ!

石臼をゲットした後は、以前フェイスブックで見てから気になっていた手作りガピのお店「คุณเต้ย(クンテゥイ)」へ。お願いしたところMちゃんママが連れて行ってくれました。

こぢんまりとしたお店ながら、色々な種類の調味料が並んでいて、見ているだけでも楽しい!

オリジナルのナムプラーやカオヤムソースもあったけど、もはや石臼で荷物は限界。ここはグッと我慢してガピのみレジへ。Mちゃんママは「ガピはガピでしょ、こだわって買ったことなかったわー」と言いつつ、お店の人の説明を聞いて、試しにと買っていました。

「ศาลเจ้าหน่าจาซาไท้จื้อ(サーンチャオ ナージャ サータイチー)」で旅の安全を祈願

続いて訪れたのは「ศาลเจ้าหน่าจาซาไท้จื้อ(サーンチャオ ナージャ サータイチー)」。

ここは、ナージャ(哪吒太子)という道教の神様を祀る廟。

鮮やかな色彩で装飾された廟内は、どこか神秘的な雰囲気。ナージャは守護神として信仰されていて、安産、子供の成長、水に関わる仕事、航海の安全などのご利益があるそう。

私もしっかり旅の安全を祈願してきました。何しろ痛い目をみたばかりですからね。Mちゃん一家は毎年旧正月にここを訪れるとのことです。

天気も良いし眺めも良いし最高です!とはいえこの晴天、実はかなりの暑さでした。病み上がりの体を日陰で休めていると、Mちゃんママが私の好きなロンガンジュースを買ってきてくれました。

美味しい!冷たいロンガンジュースが体に染み渡る…。何から何まで、ありがとうございます。