最終日の朝を迎える。
とうとう迎えた帰国日。スーツケースは片側空っぽ、重さおよそ8キロでやってきたのだが、今回もお土産がたくさん詰まったスーツケーツと、さらにこれまたお土産がぎっしり入った機内持ち込み用のバッグも加わった。
最終日はこの荷物をホテルに預け、チェンマイ郊外での料理教室に参加。
日本で申し込みをしておいて、代金の支払いはお濠の内側にあるオフィスで参加する日の1日前までに済ませる、というシステム。そして参加費の支払い時に、スープやメインなどを用意されたメニューの中から選びます。
ということでこの日の朝は、ホテルのフロントに用意された軽食コーナーで甘いものを少しとコーヒーだけいただきました。
タイの料理教室は市場見学が付いてます。
チェンマイの市街地から20キロほど離れたところにある農園が今回のレッスン場所。8時半にはお迎えが来て、旧市街を中心に観光客10人をピックアップしたところでいざ出発。ややしばらく車を走らせたところで、こちらのショッピングモールにて停車。どうやらここで市場見学をするようです。
こんなきれいなショッピングモールに市場なんてあるの?と思っていたらありました。建物の一部、1階部分が吹き抜けになっていてそこに市場が。
暖かい地域はとにかく野菜の種類が豊富で、野菜好きとしては羨ましい限りです。以前、スリランカ人のお料理の先生から、スリランカでは年間を通して300種類の野菜が出回っていると聞いたことがあります。タイもそんな感じ。1年ぐらい、タイで自炊生活してみたい。
自然いっぱいの農園での料理教室は、そこで過ごす時間が素敵でした。
車窓から見える景色が変わり、水田や畑があたり一帯に広がったな…と思った頃に農園に到着。農園、とはいってもこちら、このお料理教室のために作られた農園であることはあきらか。そこはもう仕方がありません。お野菜や果物が実っているその姿を見られるだけでいい、と割り切ります。
この日習ったタイ料理は全部で6種類。
前回バンコクで参加した「SILOM」さんもそうでしたが、料理教室の流れとしては1人分ずつ材料が用意されていて、先生からの説明を聞いた後で1品ずつ作っては食べるというもの。
日本でたくさんタイ料理を習った私にとって、初めての料理はなかった上に、正直味も、yukko先生のレシピの方が断然美味しい。ですが、木々に囲まれた自然の中で、鳥のさえずりを聞きながら食事をする、というその時間そのものがとっても贅沢で幸せ。それを味わえただけでも参加した価値ありです。
次にタイで料理を習うなら、もっと本格的な農園、あるいは誰かのお宅にお邪魔して、家庭料理を作るっていうのがいいな。
あ、ただ一つ収穫がありまして、今回良き春巻きの巻き方を習得しました。
具をこうして中央に置き、皮を半分に畳んだら…
具を皮で締めながら手間に引き寄せ、それから両端をたたんで巻いていく、というやり方。これ、かなりしっかり巻けていいのです!次回からはこのやり方で春巻きを作ることにします。
(つづく)