やっぱりタイは楽しいを再確認した旅。【最終日】

荷造りしますよ。

バンコクだけに滞在した今回の旅、さすがに10日以上もバンコクは飽きるかな…と思ったりもしましたが、全然。ナーンルーン市場で食べたいものはまだまだあるし、タイ人のカワイ子ちゃんから事前におすすめされていた、「フアタケーオールドマーケット」も結局行かずじまいだったし、何なら電車でアユタヤも実行しなかったし、やり残したことが山ほどあります。で、また冬にも来るし、来年の夏には絶対再訪するぞ!と思いつつ、旅で増えた荷物をまとめにかかりました。

今回もこの子が活躍してくれますよ。機内持ち込みOKサイズのトートバッグ。

この袋に何を入れて持ち帰りたいって、このアルミ鍋ですよ。お持ちの方はお分かりでしょうが、この子がまあ薄くて繊細なのです。ちょっとでも力が加わったらペコっといっちゃいます。よって。

準備に抜かりなし!段ボール箱を用意いたしました。

これを組み立てて…

はい、ちょうど入った!ここに先のアルミ鍋と、それから…

緑の「ChaTraMue」缶を入れます。日本では見ない、この缶の可愛らしさにやられて、スーパーで購入いたしました。お値段140バーツほど。

この缶が一体何に見えるのか、この後バンコクでもブルネイでも、空港のセキュリティチェックでことごとくひっかかりました。で、その都度トートバッグに入ったこのお茶缶やらお鍋やら大量のお菓子を見て「タイの美味しいものいっぱいね。」と職員さんに笑いながら言われてしまうわけですが、それもまた良き思い出です。

はい、準備ができました!今回はスワンナプームまで電車で向かいましたが、次回からもこれで良いな。通勤ラッシュさえ避ければタイの電車は日本ほど混まないので大変快適です。

空港までの電車はこのトークンを買って乗ります。

まずはタイからブルネイへ移動。

今回のバンコク旅はブルネイ航空を利用したので、日本直行ではなく、一度ブルネイで飛行機を乗り換えます。ちなみに、ブルネイ航空の預け入れ荷物は25キロまでOK。ですが今回はたったの16キロ。全然余裕でした。

バンコクにやってきた時に比べると、バンコクからブルネイに向かう便はほとんどの席が埋まっている様子。

飛び立って少しして見えた風景。タイの田園風景もまだ間近で見ていないな。まだまだ見なければならないタイの景色があることを実感。

「また冬に来るからね!」と心の中でつぶやきながら、しばらく窓の外を眺めておりました。

さて、離陸して1時間ほど経ったところで食事が出てきました。今回はチキンかソーセージと言われたので、チキンを選択。ソーセージは好みと違うのが出てきたらショックなので回避。

来るときに食べたお魚料理に通じる味付け。野菜の味付けが甘いのよ。酸味もあるけれど、甘みが勝っています。インドネシアとかブルネイのお料理は、そういう味付けが主流なのかな。ちょっとインドネシアご飯にも興味が湧いてきました。

6時間だけブルネイをチラ見。

飛行機がいよいよブルネイ上空に差し掛かりました。眼下に広がる風景がタイとはやっぱり違う!一面に広がる森。中はどんな感じなのかな。ちょっと気になります。

さて、飛行機がブルネイの国際空港である「バンダルスリべガワン」に到着しました。乗り換えの便のフライトまでは7時間ぐらいあります。ベンチに寝そべって本でも読んで過ごそうかな…とも一瞬考えましたが、3分と経たないうちに外に出ることを決めました。

いやね、タイもブルネイも冷房が効きすぎなんですよ。もう寒くて寒くて、こんな中に7時間もいたら凍えてしまう!念のためイミグレのフロアにいた職員さんに「乗り換えまで時間がだいぶあるから一度外に出ても良い?」と聞いてみました。するとその方、すぐに上長と思しき女性に確認。「どこのパスポート持ってる?」という声が聞こえてきます。私が見えるように日本のパスポートを掲げると即「OK」の返事。日本のパスポート優秀。その後、4キロぐらい行ったところが街だよ、とか、タクシーで行くと良いよ!とかいろいろ教えていただき、無事にブルネイに入国いたしました。

この見える範囲が空港の到着フロア、1階全体です。

イスラム教の国らしく、空港の敷地内にもモスクがあります。美しい。

建物を出て、3分で空港の敷地外に出てしまえるという。ここからもこちらの空港の規模が想像していただけるのではないでしょうか。

ブルネイ、美しい国です。とはいえ、両替をするつもりはないので、お買い物をするにしてもクレジットカードが使えるところに限られるし、さてどうしようかな…と考えるべく、まずは目に入ったファーストフード店に入ってみました。

その名もジョリビー。フィリピン発のお店のようです。タイにはなかったな…。ファーストフードがもう久しぶり。手軽につまめるチキンスティックとポテトのセットを注文してみました。したところ…

ついてきたこのソースがやっぱり甘いんですよ。グレイビーソースって確かメニューには書いてあった気がするんだけれど、私が知っているそれとは似て非なる味。こうなってくると、やっぱりフィリピンとか、インドネシアごはんにもがぜん興味が湧いてきちゃいます。

今回ブルネイに立ち寄ったことを機に調べてみたのですが、 ブルネイの通貨単位はブルネイ・ドル(B$) だそうで、レートは2023年8月現在、1ブルネイドル107円とのこと。そう考えると、このハンバーガーとか、ちょうど日本と同じぐらいか、あるいは少し安いかな。ただ、いろいろ調べていくうちに2年前、2021年だとなんと1ブルネイドルが80円台だったということがわかりました。やっぱり今は世界のどの通貨に対しても、円の価値が低いんだなぁ。

日本に帰る飛行機でもまた横になれました。

さて、「夜の9時までには戻ってきてね。」と空港スタッフさんに言われていたので、良い子の私はちゃんと定刻に空港へとやってまいりました。この時間唯一開いているカフェでひと休み&スマホを充電。

売店になぜか売っていたヤクルトの写真など撮りつつ、成田行きの便へと乗り込みました。このブルネイから成田への飛行機はまた来るとき同様、3列シートに乗客は私一人だったので、足を伸ばして爆睡。快適なフライトでした。

そして空に太陽の気配が感じられるようになってきた頃、最後の機内食タイムです。

こちら、こう見えてスクランブルエッグ。付け合わせはポテトとピーマン。そして野菜の味付けはもれなく甘い(笑)。なんかもうちょっと癖になりそうです。

そうこうしているうちに飛行機はあっという間に日本上空に。心配された台風の影響も全くなく、無事に帰ってくることができました!

諸事情あってブルネイ経由となった今回の旅、タイ航空で直行!ももちろんこの上なく素敵ですが、ちょっといろいろな航空会社の飛行機に乗ってみたい&各地の空港で乗り換えてみたい気持ちもムクムクと。この冬、来年の夏もきっとまた旅に出ることと思いますが、いろんな面で今回よりもバージョンアップしたいな。いや、できるように頑張ろう。