見て食べて、歩いて触れて、タイを味わいつくした最終日【12日目】

バンコクに暮らす人々の憩いの場所、ルンピニ公園。

朝6時45分、ラッシュ時には通勤客で混雑する駅もまだ閑散としています。この旅最後の朝、なにゆえにこんなに早くから活動しているかというと、ルンピニ公園に行くため。

広大な敷地に豊かな緑、人工池や様々な公共施設もあるというルンピニ公園。バンコクで暮らす人々にとっては憩いの場であるようで、この日も大音量で音楽を慣らしながらエアロビに励む皆さんや、ジョギングを楽しむ方々の姿が見られました。

ここは多くの野鳥が観察できることでも有名ですが、「あの子」が多数生息していることでも知られています。

早速「あの子」の捜索開始。

正門から公園内に入り歩きはじめると、ほどなくして大きな池のほとりに到着。この池の周りを歩いていると「あの子」に会える、との情報を元に捜索を開始しました。すると…

なんと5分とかからずに見つけてしまいました。こちらが会いたかった「あの子」、ミズオオトカゲです。それにしても大きい!きっと2メートル近くあるのではないかと思われます。

トカゲのあくび、初めて見ました。近づくとなかなかの迫力。

バンコクっ子のMちゃんに、ルンピニ公園にミズオオトカゲを見に来たことを報告したら「そんなのを見るためにわざわざ?!」という反応。なんでもこのミズオオトカゲ、現地では「 ตัวเหี้ย /トゥオヒーヤ」と呼ばれているそう。日本語に訳すと「悪者」とか「やばいヤツ」という意味、オオトカゲちゃん、バンコクではそういう立ち位置なのね…。

後ろ姿とか、わりとキュートだと思うんだけどな。ともあれ、お会いできて満足です。

その後はのどが渇いたなーと、ジューススタンドでお買い物。たまたま手にしたグァバジュースでしたが、緑のどんぶりマークがついていました。このグァバジュース、とっても美味しかったです。また飲みたい!

ナーンルーン市場にまたまたやってきました。

夏のバンコク旅で訪れ、すっかり気に入ったナーンルーン市場。前回食べられなかったものを食べようとやってきました。MRTのサムヨット駅からグラブバイクで5分ほど。車だともうちょっと時間がかかるかと思います。

まずは朝ごはん!と思いやってきたのはバミー(中華麺)が美味しいという「ルンルアン・バミーキアオ・ナーンルーン」です。

ここにも緑のどんぶりマークが。

いろいろ美味しそうで迷いましたが、今回は麺そのものの美味しさを味わいたくて、汁なし麺にしてみました。

トッピングはムーデーンとワンタン。

味はついていないので、タイの麺料理には欠かせない卓上調味料「เครื่องปรุง/クルアンプルン」と

唐辛子入りのお醤油的なもので味付け。

わー!これは美味しい!思っていたよりも量が多めでしたが、あっという間に完食しました。

パローやカームーの煮込みも美味しそう!

思ったよりもお腹がいっぱいになったので、こちらのお店でタイティーを買ってちょっと休憩。

食事系・スイーツ系のお店がその多くを占めているナーンルーン市場、本当は麺料理をもう一杯!と思っていたのですが、胃袋の容量的に今回はちょっと無理そう。でもせめてあと一つは何か買いたい…と思い見回してみると、心惹かれるお店がありました。

小さなタイスーツがショウケースいっぱいに並んでいます。どれにしようかと一瞬悩んだのですが、私の前にお買い物をしていたお客さん二人ともが手前のココナッツロングがまぶしてあるお餅(のようなもの)を買っていたので、私も同じものを買ってみました。

甘い蜜と揚げ米付きです。

実際に食べてみると、想像の斜め上を行く美味しさにびっくり。お餅はとろりと柔らかく、そこにココナッツロングと蜜が絡んで…このタイスイーツ、好みど真ん中です!

最終日にしてまた「もう一度食べたいもの」が増えました。

結局今回も「ナーンルーン市場で食べたいものリスト」をすべて消化することは叶わず。ということで、また次の旅でも立ち寄ることになりそうです。

バンコク最後のごはんは「エンポリアム」のフードコートで。

ナーンルーン市場を出た後は、チェックアウトのために一度ホテルに戻り、フロントにスーツケースを預けてから再び街に戻りました。

今頃ツリーの型付け。

大量のピカチュウ。

タイはツナ缶が安い。

生麺が常温?!

あまりの暑さと人の多さに参拝を断念した「エラワン祠」。

何を見るでもなくバンコクの街を歩き回り、程よくお腹が空いてきたのが午後4時を回ったころ。最後にやってきたのはプロンポン駅直結のショッピングモール「エンポリアム」です。

5階のフードコートにピンクのカオマンガイが入っていると知り、足を運んでみました。通常タイのフードコートでは専用のカードにチャージし、そのカードを使って支払いをします。こちらはラビットカードでもOK。

通称「ピンクのカオマンガイ」と呼ばれる『ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム』 。茹でたチキンとフライドチキン、どちらも捨てがたく、いずれもが楽しめるカオマンガイ、95バーツをオーダー。

タレはセルフなので、自分で小皿に盛り付け。

美味しいお料理は8割がた見た目でわかりますね。茹で鶏のしっとりとした艶、フライドチキンの衣のザックリ感、一粒一粒が美しい形を残しているお米、これは間違いなく美味しいカオマンガイです。

エンポリアムのフードコートにはこんな開放感たっぷりの席もあり、お料理と共にバンコクの景色も楽しみました。最後にまたまた美味しいタイ料理がいただけて幸せです。

タイ旅の〆はスパでの至福のひととき。

タイ旅最終日が終わろうとしています。今回の旅も最後はマッサージで締めくくることにしました。帰国便は深夜2時発。一日バンコクを歩き回って汗もかいているので、それを流す意味でもちょうどよいのです。

入店するとウェルカムティーが運ばれてきて、今回お願いした オイルマッサージとスクラブの2時間コースに使うオイルとソルトを選びます。

同じお部屋にベッドが2台。お友達同士などで利用する場合は、同じ部屋で施術を受けることができるようです。

今回施術を受けてみて、このオイルマッサージが自分にはすごく合っている!ということに気が付つきました。揉みほぐすマッサージよりも背中のコリがほぐれるんです。このタイ旅で蓄積されていた疲れがすっかり解消されました!首や肩、足腰も軽くて感動!

マッサージの後はお茶とフルーツでひとやすみ。それにしてもこんなクオリティーの高いマッサージを2時間1800バーツで受けられるなんて。やっぱりタイはマッサージ天国です。

幸運が降ってきた「香港航空」の帰国便。

深夜2時、スワンナプーム発香港行の便に乗るべくチェックインをしたところ、なんと!エコノミーが満席との理由でビジネスクラスを案内されました。これはラッキーです!

おかげで香港までの数時間、とっても快適に過ごすことができました。新年早々幸先が良い!

香港の空港で朝ごはん。今回タイでは食べなかったおかゆ。

ちょっとだけ香港のスイーツも買いまして

いよいよ最後のフライト。

やっぱり香港航空は機内食が出ないんだ、ということを再確認。

あっという間に日本の自宅へと戻ってきました。もうここまでくるとタイでの日々が夢のようです。4年ぶりとなるタイ・チェンマイでの年越し。美味しいものもいっぱい食べられて、行きたい場所にも行けて、大満足の12日間でした。