北タイ料理で使われる特徴的なスパイスの一つ、 ดอกเงี้ยว 。
北タイ料理には様々なスパイスが使われます。東北や中部、南部では使わないようなものもちらほら。その一つがこちらの「 ดอกเงี้ยว 」です。発音をよく聞くと「ドー(ク)ニィャオ」と聞こえる気が…もうタイ語をカタカナで表現するとか無理。
この「ドークギュウ」は「キワタ」という花のガクの部分を乾燥させたもの。「キワタ」は中国や台湾にもあり、その花を市花としているところも複数あるようです。また花はお茶として楽しむそうなので、おそらく中華圏ではこれを食す文化を持つ地域があるのではなかろうか…と推察しています。
ドークギュウの食べ方。
北タイ料理でこのドークギュウを使った料理といって思いつくのはこれです。
私の好きなタイ料理の一つ、カノムチンナムギョウ。
カノムチンナムギョウについては、ひとまず上の記事を見ていただければと思うのですが、チェンマイでは専門店や屋台などもあって、あちらこちらで手軽に食べられます。
その中に入る食材の一つがこのドークギュウ。味は…というと、実はあまりありません。しかしこれ、食べる事ができまして、噛むとシャクシャクした独特の歯触りがあり、なかなか癖になります。
滋養強壮、利尿、解熱など様々な効能があり、胃炎や下痢にも効く…と説明してあるページも見つけたので、漢方の世界から何か情報が得られないか、調べてみようと思います。(分かり次第追記します!)