タイの発酵調味料「ガピ」とは。
「ガピ」はタイならではの調味料の一つ。オキアミなる小エビを塩漬けにし、発酵させたペースト状の調味料です。蓋を開けると強烈な発酵臭がいたします。ところが!その発酵臭、過熱するとそれはそれは香ばしい香りに変わるのです。かつ旨味も凝縮されているため、料理に加える際には少量でOK。
…なのですが、そのガピを前面に出したタイ料理があります。それが「カオクルックカピ」です。
調味料とお皿に並べる食材を準備するだけ、これを面倒と取るか、簡単と取るか…な「カオクルックカピ」。
カオクルックカピはまず、合わせ調味料を準備し、ご飯と炒め合わせます。
他に準備すべきはそのご飯のまわりに並べる食材たち。今回は
- レモン
- きゅうり
- さやいんげん(スナップエンドウに変更)
- 青マンゴー(リンゴでもOK)
- 錦糸卵
- 揚げたホムデン
- 揚げた干し海老
- 豚肉の甘辛煮(以前作って冷凍したおいたもの)
- プリッキーヌ
これらを準備しました。
揚げる作業はフライパンに薄く油を敷いて炒めるでも良いかと。ちょっと時間がかかるのは豚肉の甘辛煮ですが、これはまとめて作り置きして冷凍しておけばさほど面倒なことはありません。…と思うのは、私が料理好きだからですよね。ただ、特別なテクニックは必要ないので、誰が作ってもそれなりに美味しくできる、ということは断言できます。
季節外れの雪に見舞われた日曜の「カオクルックカピ定食」
タイ料理には美しい料理がたくさんありますが、このカオクルックカピもきれいです!
こんなに美しく盛り付けたのに…
食べる際には豪快に混ぜちゃうのです。これが美味しさのポイントでもあるので、加減せずに思い切りまぜまぜ。
そうすると、甘味、辛味、塩味、酸味が混然一体となった一皿に。要は、盛り付けた時点ではまだ料理が未完成なのです。食べる人が自身の手で完成させる料理…と私は勝手に思っています。
この前の日に白身魚の冷しゃぶを作った際、そのゆで汁を取って置いて作った「トムヤムプラー」。塩とナンプラーの塩味、レモン汁とトマトの酸味、そしてプリックポンの辛味、さらには鯛の旨味が相まって、とっても美味しいスープです。
金曜日に作ったヤムソムオー再び。
そしてこちらはまたしても「ハンサム食堂」さんからの調達品。特に炭火でこんがり焼かれた香ばしいガイヤーンは最高でした。絶対に家庭では再現できない味。そういうプロの味&本場の味を提供してくれる「ハンサム食堂」さんが近くにあって本当に嬉しい。いつもお世話になっております。