ローカル食堂と赤い蓮の絶景。ウドンターニーでの忘れられない一日【8日目①】

早朝、「キングオーチャー」で至福の朝食タイム

2025年1月4日(土)、午前4時37分。早朝4時半開店という情報を得て「キングオーチャー」へ。しかし、まだ準備中。お店の中をのぞくと、作業中の女性の姿が。

どうしてもここで朝食を食べたかった私たち。「すみません」と声をかけ、ここで朝ごはんを食べたいが、5時半には出発しなければならないとの事情を話すと「5時10分には開けるから待ってて」とのお言葉。ありがたい!お店の中で待たせていただきました。

しかもしかも私たちのために急いで準備してくださったようで、5時10分前にはオープン!感謝です。

注文はQRコードを読み取ってスマホで行うシステム。現れたメニューからカイガタ、パン、タイティーをチョイス。

さて、右上に見えるパン、一見普通のコッペパンのようですが…

裏返すと、ハード系っぽい見た目。しかしながら食感はまるで別物。表面こそパリッとしているものの、中はしっとりもちもち。美味しい!あっという間に完食しました。

ドリンク担当のお姉さん、

パンを焼くパパさん、親切にしてくれてありがとう!

朝からお腹も心も満たされました。

紅蓮の絨毯が湖面を埋め尽くす「タレー・ブア・デーン」へ

この日朝食を急いだのには理由があります。午前5時半過ぎ、まだ暗い中、ホテルを出発し、目指すはウドンターニーの観光名所「タレー・ブア・デーン」(赤い蓮の海)。蓮の花が12月から2月にかけて、見頃を迎えているのです。

湖に到着し、ボートをチャーター。2人乗りは満席だったので、6人乗りの大きなボートを借りることに。そこに、一人で来ていた日本人女性と遭遇!一緒に乗ることになりました。

日の出は6時38分。ベストポジションで日の出を拝めるよう、ボートは進みます。

水平線から少しずつ太陽が顔をのぞかせ…ゆらめきながらゆっくりゆっくり上っていきます。

これまでの人生で、こんなに感動的な日の出って見たことがあっただろうか。

心が震えました。ここまで来て本当に良かったと、心から思った瞬間でした。

船頭さんはウドンターニーの篠山〇信!?

日が昇りきると、蓮の花の撮影タイム。すると船頭さんが立ち上がり、「スマホ貸して」と一言。Aちゃんからスマホを借りると船首から身を乗り出し、まるでプロのカメラマンのように写真を撮り始めました。

「ウドンターニーの篠山〇信やん!」とAちゃん。笑いをこらえています。意外と悪いやつ…(笑)。

船頭さん、この後は私たちを並べて写真を撮ったり…ポーズまで指示したりして。本当に楽しい時間でした。

1時間半後、ようやく船着き場へ。

明るくなってから改めて撮影したチケット売り場はこちらです。ちなみにここまで乗ってきたタクシーは前日ホテルにチェックインした際にフロントの方にお願いして予約してもらいました。1500バーツと決してお安くはありませんが、往復80キロ、ボートに乗っている間も待っていてくれることを考えると納得のお値段かな、と思います。ちなみにこの1500バーツが標準価格のようです。

こちらに来よう!と考えている方、蓮の花は気温が上がってくると閉じてしまうとのことなので、日の出を見ずとも、早い時間の訪問をお勧めします。地元の方の話によると、蓮の花を見るなら10時までだそうです。