ピッサヌロークの老舗ホテル「トップランド」は古いけれど良きホテル。
バンコクを出発してから6時間強。この日の目的地、ピッサヌロークに到着しました。抜けるような青空、最高です!
日本のような改札システムがないので、駅はどこからでもホームに出入りできるのですが、とりあえず、メインの駅舎に入ってみました。ちょっとレトロな雰囲気が素敵です。
ここから宿泊先の「トップランドホテル」までは徒歩10分ほどなのですが、重い荷物を引きずって歩くのは辛すぎるので、グラブタクシーをお願いしました。
待つこと3分。やってきたのはパジェロスポーツに乗った麗しき女性。何でも元女医さんだそうで、結婚してピッサヌロークに来る前はスワンナプーム国際空港で10年ほど働いていたのだとか。
せっかくなので、ピッサヌロークでお勧めのレストランを聞いてみたところ、こちらのお店を紹介してくれました。
「宿泊先のトップランドホテルからも歩いてすぐだし、冷房もしっかり効いていて、お店もきれい。冷房と清潔、大事でしょ。」とドライバーの彼女。
他にもおすすめのカフェや軽食をいただけるお店なんかも教えていただき、楽しくおしゃべりしているうちに、あっという間にホテル到着です。
清潔だし、広いし、見晴らしも最高。良いお部屋。
たった一泊しかしないなんて残念。
「Baan Rabiang Mai」で遅めのランチをいただく。
ホテルに着いて荷物を置いた時点でもう午後3時近かったため、ランチをメインに営業しているお店はほぼ閉まりかけ。先ほど女医さんに教えてもらったタイ料理のお店を調べてみると通し営業をしているようだったので、「ここでランチにしよう!」と即決。早速やってきました。
店内にはお客さんが1組だけ。なるほど、女医さんが言っていたとおり、冷房がしっかり効いているし店内はきれい。何より店員さんがとても親切です。
食べてみたいお料理はたくさんあるけれど、なにしろ一人旅。迷いに迷ってこちら、
大好きな海鮮山盛りスープ「ポテーク」と、
ムール貝の炒め物をオーダー。もちろん、ご飯と飲み物も。
本当はこのタニシにしてみようかな…とも思ったのですが、一人で完食できるかどうかわからないし、間違いのないメニューにしてみました。
これで安心!…はずだったのですが、ポテークが激辛!タイの人にとっては標準仕様で全く問題のない辛さなのだろうと思うのです。でも私にとってその辛さはとてもハード。滝のような汗をかき、その様子を見て店員さんが「お水もオーダーします?」と聞きに来てくれたほど。
タイでお料理を注文する際には辛さ確認を欠かしちゃいけないな…と反省したランチタイムでした。
ワットラチャブーラナからナーン川をのんびり歩く夕方。
ピッサヌロークにもやはり有名なお寺がいくつかあるのですが、その一つである「ワットラチャブーラナ」にやってきました。
このお寺のシンボルツリーっぽい。
立派な法輪。これ、ハンドルがあって回せるらしいのですが、私は眺めただけ。
銅鑼よりもその左に置かれたウォーターサーバーが気になる。
見よう見まねで何かしたくとも、観光客の姿が皆無。
境内にあるマッサージ屋さんにかろうじて人の気配が感じられる程度。もう夕方だったせいもあるのかな。
立派な仏像もあるのに、ちょっともったいない。
お寺の敷地を抜けると目の前はナーン川でした。
日が暮れていく様子をぼーっと眺める、いい時間。
トップランドプラザでカフェ休憩と食品売り場パトロール。
お寺も閉まる時間となったので来た道を引き返し、ホテルに戻ります。
今回宿泊したホテルには「トップランドプラザ」というショッピングモールが併設されています。
このカフェはそのモール1階に入っているお店。
静かな店内が満席になることはありませんでしたが、絶え間なくお客さんが出入りしていました。ラテは十分満足できるおいしさです。
カフェでひと休みした後は地下の食料品売り場を一巡り。特に珍しいものもなかったのですが、気づいたことが一つ。
ガピも
パッカードンも
うま味調味料も、バンコクとは品揃えや主力商品が異なるのです。日本でも地方のスーパーに行くと置いているものが違いますもんね。
夕飯は屋台のもち米包み飯。
夜、晩ご飯を買うためにホテルの北側にあるワットヤイ市場前の屋台エリアにやってきました。その中で、今回私が「ピッサヌロークではここのお料理を食べよう!」と事前に決めていたお店がこちら。
もち米と、もち米に合うおかずを包んでくれる屋台です。お値段は上に書いてありますが、おかず2種類なら40バーツ、3種類なら50バーツです。
こちらはお肉コーナー。上の佃煮っぽいのは牛肉。
こちらはお魚のフライ。奥は肉系のお惣菜です。
お客さんがひっきりなしに買っていくので、もち米は炊きたての熱々をいただけます。しかも盛り付ける量が尋常じゃないテンコ盛り。おそらく300g以上はあるかと。もち米300は多すぎる!と注文する際に、ご飯を少なくしてほしいとお願いしました。
それでも200gはありますね、これ。
注文したのは鶏のから揚げにクンチアン(甘い豚肉ソーセージ)に干し牛肉の佃煮っぽいおかずと、気づけば肉づくしになってしまいましたが、どれもとても美味しかったです。何よりもち米の炊き加減が秀逸!いつかお米と研ぐところから勉強させてもらいたい。そのためにもタイ語の勉強を頑張らねば…と決意を新たにした夜でした。