夏のタイ式そうめん祭り!

このレッスンのお品書き

暑い夏、食欲が落ちる夏(落ちないけど)、そんなときに食べたくなるものの一つが素麺です。日本のそうめんは小麦からできていますが、タイにも「カノムチン」と呼ばれる米麺があります。今回はそれを使ったメニュー3品を習います。

  1. 東北式魚とハーブたっぷりのソース〈カノムチーンナムヤーパー〉
  2. パイナップルと生姜のココナッツミルクソース〈カノムチーンサウナーム〉
  3. そうめんと魚のほぐし身揚げの和え物〈ヤムカノムチーンプラークローグ〉

まずは鰺の干物を混ぜ込んだ和え物から

こちら、ヤムカノムチーン(米麺の和え物)は焼いた鰺の干物を半量はほぐして、残りの半分はミンチにしてから揚げたものを麺と和えます。

とにかく細かくなるまで包丁でたたきまくる!が肝。
これを高温でからりと揚げて
このような状態に

これが時間が経つとサクサクになるのですが、それをほぐして他の食材と一緒に麺と和えるのです。

市販のプラーラーソース

味付けにはこのプラーラーをベースにタマリンドやレモン汁で酸味を加え、グラニュー糖で甘味を、粉唐辛子で辛味をプラスしたものを使用。

まずは麺と野菜、鰺の干物を和えます。
最後に鰺のほぐし身揚げを
1品目、完成。

パイナップルとココナッツミルク風味のそうめんをあなたは想像できるだろうか。

冷凍ナギナタナマズのすり身にスパイスなどを加えしつこく攪拌

今回はタイ料理の麺によく入っている「ルークチン」なるお魚団子も手作り。きキュキュッとした弾力が魅力のルークチン、手作りではその弾力を出すのが難しいのですが、その茹でる温度や茹で方を教えていただきました。

ルークチンはまとめて作っておけば冷凍もOKとのことですが、市販されているものもあるので、それがあればこちらの和え麺はあっという間にできてしまいます。パイナップルの甘味のせいか、おやつ的な美味しさに仕上がりました。

美味しさのために手間暇を惜しむことなかれ。タイ東北地方のハーブソース素麺。

こちらのレシピはとにかく「タレ」を作るのに相当な手間をかけます。

もみじ。これ、食べられるんですよ。
まずはこれを下茹で。
鍋に水とタイハーブを入れて煮込み
火の通ったタイハーブだけを取り出して
他の調味料やスパイスと共に攪拌
それを鍋に戻し入れ
茹でておいたもみじも投入

これを15分から30分煮込んで完成するつけダレは味わい深くてスパイシー。一度食べ始めるとやめられないおいしさです。

こうしてできあがったヒトサラには
こちらの付け合わせも混ぜ込んでいただきます。

かなりマニアックです。

May先生のお料理は定番料理にひと工夫で美味しくなるよ!的なものとマニアックなものとがありますが、今回は明らかに後者。この麺の複雑な味はさまざまなタイ料理を食べてきた人がわかる美味しさ、かと思います。私はもちろんおいしくいただきました!

麺3種。半分は持ち帰ってその日の夕飯となりました

がしかし。コラーゲンが苦手なんですよ。よってもみじも少々苦手。そこは手羽先でもOKということなので、自分で作る際にはもみじを手羽先に替えて作りたいと思います。