ゴハンに良し、麺に良し、もちろんそのままでも旨し、な「ムーデーン」最高!

タイ式叉焼「ムーデーン」

タイ式叉焼「ムーデーン」。「ムー(หมู)」は豚肉、「デーン(แดง)」は赤いという意味。タイでは真っ赤に染まったチャーシューを見かけることがありますが、あの赤は着色料。本式ムーデーンの赤の由来はは中華調味料である「紅腐乳」にあります。

以前ムーデーンを自作したときに購入した紅腐乳がこちら。

これを肉を漬け込む際に使用するわけですが、これ、正直買ったは良いけれど、なかなか使う機会がないのが正直なところ。この腐乳を使ったメニューがいろいろ載っているレシピ本を買ってもみましたが、どうも作って食べよう!という気持ちになれないのです。

で、この回で習った「ムーデーン」はこの紅腐乳を使いません。それでも十分美味しくできて、しかも身近で健康的なとある食材を使ってこの赤を出そう!っていうんですから最高じゃないですか。

この色艶、最高。

これをごはんと一緒にお皿に盛り付けて、たっぷりのソースを添えれば「 カオ・ムーデーン」タイの赤いチャーシューのせごはんのできあがり。柔らかく仕上がったしっとりチャーシューとコクがありつつもくどすぎないソース、そのソースが絡んだ卵も一緒に頬張ればそこはもう天国。。。

タイの一皿飯といえば「カオマンガイ」や「豚肉のガパオ炒めかけごはん」なんかが人気ですが、私はこの「カオ・ムーデーン」を推します!って、これをランチで提供しているお店がそもそも少ないんですけどね。残念。

ちなみにこのレッスンではチャーシューの味変用のソースも教えていただけます。このソースも美味しいうえにいろいろ使えそうなんです。神。

濃厚飯にはさっぱりおかずがマスト!「白きくらげのサラダ」

「メインがボリューミーで濃厚だから、副菜はさっぱりしたものをと思って組み合わせてみたの。」とyukko先生。天才。

この白きくらげのサラダのさっぱり感が先の「カオ・ムーデーン」と本当によく合うのです。

しかも、材料をこうして同じような大きさにカットして調味料でササッと和えるだけという手軽さ。ちなみに、このサラダ、メインは白きくらげなんですが、実はハムがかなり重要な脇役だったりします。このサラダ、ハム抜きでは成立しません。自分で作るときにはちょっと良きハム買ってこよう。

おばあちゃんの味、的な懐かしさを感じるバナナの蒸し菓子。

このレッスンの3品目はデザートです。「カノム・クルアイ」。「カノム(ขนม)」はタイ語で「お菓子」という意味で、「カノム~」と名の付くスイーツがたくさんあります。「クルアイ(กล้วย)」がバナナのこと。

ミキサーにかけたバナナにココナッツミルク、粉類、砂糖などを加えてよく練り混ぜたものを蒸して作るお菓子です。タイでは定番らしく、「ขนมกล้วย」で検索するとちょっとおしゃれに進化したものを含め、様々な「カノム・クルアイ」を見ることができます。

優しい甘さにバナナとココナッツの風味、そしてモッチモチの食感が癖になること間違いなしです。

タイ料理教室diidii、本格タイ料理「Iコース第4回」のメニュー。

  • カオ・ムーデーン(赤いチャーシューのせご飯)
  • ヤム・ヘッド・フーヌーカーウ(白きくらげのサラダ)
  • カノム・グルアイ(バナナの蒸し菓子)

ムーデーン目当てで参加したレッスンでしたが、サラダが予想外の美味しさでまたまた良い意味で裏切られました。またリピートしたいタイ料理が増えたぞ。

この日のトラちゃん。暑い夏を越した割には以前より恰幅が良くなっていらっしゃるような気がする。